なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

大雨、そして夢の話

久しぶりに夢を見た。

悪夢とまではいかないが、息が苦しくて苦しくて、そこでハッと目が覚めた。

 

AM6:04  台風の影響で、真っ白な空から土砂降りの雨が降っていた。

目覚ましより1時間も早く起きてしまった。

薄明かりの中、借りてきた児童書を読む。

 

 

どこで聞いたジンクスだか知らないけれど、

「夢は人に話すと正夢にならず、

人に話さないと正夢になる。」

というのを昔、半信半疑で実行していた。

(ここだけの話だが、大学生くらいまで)

母が死んだり、父が交通事故を起こした夢を見た朝、逐一報告する。

報告相手はもっぱら母だ。

密かに憧れていた男の子が夢に出てきた日なんかは、誰にも話さずに噛み締めた。

 

 

AM6:29   職場のグループラインに、「出社困難のため休みます」という連絡が来ている。

私も休みたいけれど、今日は担当イベントのリハーサルがあるから、困難なのだ。ちぇっ。

 

 

高校生の時、授業の一環で、「明晰夢」について調べて発表をした。

その頃、なぜか夢を毎日のようにみていたので、目が覚めてすぐに、覚えている限りの夢の内容を事細かにメモをしてみた。

いつか、私も夢を自由に操って、好きな場所に行けたり、カロリーを気にせず食べたり、芸能人に会ったりできるんじゃないかな〜と淡い期待を抱いていたが、

ただただランダムに、奇妙な夢を見続けた。

 

AM7:43  朝ごはんは、昨日両親がお届けしてくれたIKEAのホットドッグ2本とスープ。

ご丁寧にケチャップもマスタードもピクルスもオニオンフライもかけてくれているので、レンジでチンするだけでpretty goodなお味。

雨とホットドッグって、なんか合うよね。

空いている日のIKEAに、行きたいな。

 

 

 

その昔、本田圭佑さんが監修した「夢ノート」なるものをどなたからか頂いた。

本来なら、夢の実現に向けて自己記録するべきはずのものを、あろうことか私は日々見た夢の記録をつけるノートとして使用した。

本田圭佑さんにこの場を借りて謝罪したい。

 

 

 

AM7:59  調子に乗って、食後にIKEAラズベリービスケットも1枚食べた。

甘い生地と、真ん中のねっちゃりしたラズベリーのジャムの組み合わせが、いかんせん大好物なのだ。

今日は寒いから、久しぶりに長袖を着よう。

長靴がわりに、白いブーツを履こう。

 

 

 

AM8:41  地下鉄は大雨の影響を受けずに、今日も時間通りに私を乗せて、会社まで送ってくれる。

乗り込んだ電車内で、私の明晰夢についての発表を聞いていたかつての同級生が目前にいることに気づいた。

ボーイフレンドらしきちょび髭の彼に夢中で、私には全く気づかない様子。

 

白いブーツは大雨の中では意味をなさなかった。今も、靴下はじんわりと冷たく、足に張り付いている。