おかえり、なつの日。
前も同じタイトル、付けたっけね。
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先ほど仕上げて公開した、もはや記憶も朧げなフジロックのフィナーレ編。
興奮冷めやらぬまま、その時の記憶を大切に残したかったのにさ、
なかなか筆が進まない自分を責めたりしてたら、いつのまに4ヶ月たってしまった。
過去と未来を飛び交う日記でも、限界はある。
最後に書いた後書きですら、遠い過去の記憶。
「日常が変わりつつある」と書いていたが、その時の変化がレベル1だとしたら、今は5くらいまで軽くいってる。
当たるかどうか心配してたツアーは、無事神奈川公演(今月半ば)が当たって、かなり近い席で彼に再会することができた。
もちろん、いつも通りの彼の音楽に心が躍ったが、声を上げて体を揺らしてはしゃいだ、あの夏が妙に愛おしかった。
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いつのまにか「さよなら」した今年の夏の日は、かけがえのない、充実した日だった。
同時に、慌ただしいがゆえに、また自分を自愛することをおろそかにしてしまったことが反省点。
いろんなことがあった。
いろんなことを思った。
でも今言えることは、
日記が書ける余裕、本が読める余裕を、ようやく取り戻しつつあるってこと。
とかいって、また半年後にここに戻ってくるかもしれないし、
来週になるかもしれないが、
もう、書かないことで自分を責めることはないと信じたい。
ようやく、「外に出る余裕」に手が届きそうなのだから。
とにかく、
わたしはこの日記が好きだ。
自分の"好き"を思い出させてくれるこの場が。
だから、
いつでもおかえりって、
言ってくれると、たすかる。
私を苗場に連れてって 〜達郎&フィナーレ編
あんなに土砂降りで降っていた雨は、19時を前にぴたりとやんだ。
妙な緊張感と、有り余る期待に包まれながら、みな今か今かと彼の登場を待っている。
そして時刻は、いよいよ19時00分となった。
~♩♬♪
いつもの多重コーラスSEが鳴り響く。
なんだか変な感覚だ。野外でこの音を聴くなんて...!
まずは、バンドメンバーの皆さんが登場。大きな、大きな拍手に包まれる。
柴田さん、難波さん、伊藤さん、小笠原さん、宮里さん.....それに、コーラスの3名。
頼もしい音作りの職人たち。
ー そして、
(あぁ、きた....)
その人は、黒いニット帽とブルーのシャツという、いつも通りの出立ちで、
苗場全体にうねりと地響きが起こっているかのような、
たくさんの観客と歓声と歓迎を前にして、
ちょっと照れたようにはにかんで、やってきた。
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ジャムセッションからスタートした達郎さんのステージ。
セッションが徐々に、徐々に、一曲のグルーヴとなる。
そして、はじまったこの曲。
1.MOVE ON
ダイハツのCMに書き下ろした新曲、「MOVE ON」。
軽快で爽快感のあるポップソング。
CM分の尺だけの披露となったが、ファンにとっては記念すべき初披露に変わりはない。
皆一様に興奮した面持ちだった。
しかも、普段のステージでは決して存在しない、「大型ビジョンに達朗さんの顔が映る」という状況が、フジロックに出演しているのだ、という現実味をより帯びさせていた。
一言、「よろしく!」とかっこよく力強い挨拶を済ませた後、
ー 疑いもしない、あのギターカッティングがはじまる。
2.Sparkle
またもや大きな大きな拍手と歓声。
♪七つの海から 集まってくる
♬女神たちのドレスに 触れたとたんに
いつからだろう。この歌いだしを聴くだけで、魂が震え、幸福感に全身が包まれるようになっていた。
前身びしょ濡れの雨上がりの体に、心地よくとろける、温かいバターのような体温が染みわたっていく。
達朗さんの歌声も、瞳も、姿も、曲名のようにきらめいてスパークルしていた。
.......
.......さて、ここまで冷静に書き連ねてきたが、この時の私の飾り気のない心境はこうである↓
(た、達郎さん........待ってよ、うそ、そんな......)
(めっ........)
(めっちゃ笑顔じゃ~~~~~~~~~ん)
そう、達郎さん、いつにもまして笑顔なのだ。
私は前列におり、肉眼で確認ができるくらいのニコニコ具合だった。満面の笑みとはこのことか。
普段のライブではモニターがないし、後ろの方なので、もしかしたらいつも”こう”なのかもしれないが、
ファンとしては、達郎さんの音にこだわる姿勢を愛していて、小規模でライブをすることに何の異論もないが、
同時に、好きだからこそ、こうした彼に見合った大きな歓声と拍手の中で、満面の笑みで歌う姿は、例えようのないくらい幸福な情景だった。
3.甘く危険な香り
興奮を最もクールな方法で沈めてくれたこの歌。
会場が艶やかな音色に包まれた。
4.ドーナツソング
軽快な前奏のリズムに乗せて、改めて手短な挨拶をすます。
間奏部分では、いつものように、大瀧詠一さんの「ハンド・クラッピング・ルンバ」をオマージュする形で手拍子の音頭をとる。
私とは反対側の客席を向いた時に、
「きれいなおねえさん、拍手手拍子♪」
私のいる客席の方向を向いた時に
「美しいおばさん、拍手手拍子♬」
....何よ、失礼しちゃう!と思いながらも
私は喜んで手拍子を刻んだ。
ライブでもお馴染みの、盛り上がる定番曲だが、
いつもとは段違いの手拍子の大きさに心が躍った。
5.僕らの夏の夢
「夏なので、夏の曲を一曲」と述べて始まったこの曲。
そういえば私自身、達郎さんのライブは何度か体験したが、夏真っ盛り、夏本番には行ったことがない。
日本の夏の情景、原風景が感じられるこの曲を真夏の野外フェスで、夕暮れ時に聴けるなんて、
なんて、贅沢なんだろう。
次の曲の予告として、この一言。
「せっかく50年もやってきたので、今日は一つ懐かしい、とてもオールドスクールなファンクミュージックを」
ま、まさか!!
6.SILENT SCREAMER
でた!!!
....やばい、超、超、カッコイイ!!!
達郎さんのギターテクニックが、ここぞとばかりに楽しめるこの曲。
大型モニターのおかげで、手元まで鮮明に映ってる。
と、ここで自然に曲がすりかわる。
7.BOMBER
ひえーーーーっ、ここでBOMBER!?!?
た、達郎さん!!噂には聞いていましたが、「肉食なセットリスト」ってこういうことですか。
最後にはふたたびSILENT SCREAMERのフレーズを持ってくる小粋さ。
8.プラスティックラヴ
はっ...
前奏が聞こえた途端、思わず口元を押さえて息を飲んだ。
私のカラオケの十八番であり、大好きなこの曲は、一度ライブでも達郎さんカバーを聴いたが、、
妙な胸騒ぎが訪れる。
(まさか、まさかね)
そして、1コーラス目の長めの間奏の途中、
その"まさか"が訪れる。
!!!!!!!!
まりやさん(奥様)、ご登場~~~~~~~~~~~!!!!
絶叫、阿鼻叫喚。うなる苗場の地面。
(いや、登場が物まね番組の御本人登場の仕方~~~~!!!!)
私は生・竹内まりやを初めて目にするわけだが、う、美しすぎる。
女神さま。唄声は言わずもがな最高。
ハリがあって、艶があって、まりやさんの見た目の美しさそのものだ。
まりやさんのツアーでは達郎さんが2コーラス目を歌ったらしいので、フジロックというとんだ大舞台で、夫婦のイチャイチャの終演を見せつけられたような気持ちになった。
いやはや、ごちそうさまです。
まりやさんは歌い終えると、なんともかわいらしい小走りでコーラス隊に加わった。
(え?豪華すぎない?私お金払い足りてないよね?)
(追加料金、どこ?)
またもや、肉食ですなア~~~~
みんながそれぞれ、この曲によって思い起こされた、それぞれの思い出の地に向けてRIDE ON する。 そんな爽快感と疾走感を感じずにはいられない。
10.アトムの子~鉄腕アトム
曲間で本家のメロディを口ずさむのもお馴染み。
「Fe-Fe-Feel it!!」を手を挙げて大合唱。
11.恋のブギウギトレイン
(あ、やだ。おわりがちかいんだ)
局が始まると同時に、ほのかな悲しみも芽生えてくる。
いつものライブ終盤局、ブギウギ。
ショーのフィナーレを思わせるような軽快さで、踊りがいのあるノリノリなナンバー。
急行列車のごとく、一度ノせられたら、終点まであっという間。
それでもいい!と、揺れる手足をそのままにして、「Let's go!」とこぶしを高くつきかざす。
ー いつもなら、この流れで最後は「Your Eyes」だけど、、
達朗さんの「まだ7月でこれから本格的な夏ですが、ひと足早い夏の終わりの歌を」
12.さよなら夏の日
うそみたい、オンライン配信で見た、「フェスでこの姿を見れたらなあ」
が、今、目の前で現実になっている。
ハンドマイクで、丁寧に、かみしめるようにしっとりと、
大観衆を優しく見つめながら歌う達朗さん。
夏は終わっていないけど、達郎さんがそっと私たちに語りかけるこの場は、さみしさだけでなく、夏の美しさに包まれていた。
(ああ、本当にフジロックに来てよかった。)
今、夏が終わったっていいくらい、最高の夏だ。
ショーは終わりを迎え、やまない歓声にはにかみながら、達郎さんが舞台袖へと向かう。そして深く深くお辞儀。
普段、ライブでは手が真っ赤になるほどの拍手“のみ”で感謝を表現するのだが、
この時、生まれて初めて
「達郎さん!!!!ありがとう!!!!!!」
と大きな声で伝えた。
伝わったかな、伝わったらいいな。
達朗さん、ありがとう。
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日本の音楽史に刻まれる、一生の伝説となるであろうステージが終わり、
高揚感と喪失感で、熱を出した子供の様にボーっとしていると、
(ぐえっ)
またまた後ろからすさまじい熱気と圧。押される体。
達朗の出番が終わったら、残りのフジロックは一歩遠くから眺めようと思ったのだが、これでは一歩も体を動かせない。
乗車率120パーセントの満員電車かのよう。
そう、間もなく21時より、グリーンステージのトリであり、達郎と並んでヘッドライナーである、Vulfpeck(ヴルフペック)のステージが始まるのだ。
Vulfpeckは2011年結成のロサンゼルスを拠点とするアメリカのファンクバンド。インディペンデントな活動を貫き、自主レーベルからこれまでに4枚のEP、6枚のアルバム、そしてSpotifyでリリースした無音アルバム『Sleepify』を発表した.....だそうです
詳細はファンの方のブログをチェケラ↓
なんだか、すごい方々がやってくるのは知っていたが、達郎のステージ後の余韻をかみしめるのに精一杯だった私なので、
ー このあと、どれ程自分が彼らのステージに圧倒されるか思いもよらなかった。
※さて、ここからは、セトリの中から気に入ったものを備忘録します!!
1. Animal Spirits
6. 1612
10. Big Dipper 11. Matter of Time
12. In Real Life
15. How Much Do You Love Me?
18. Back Pocket
アンコール 、そしてダブルアンコールと終わり、彼らはとびっきりの「I love you」を残して去っていった。
いやはや、とにかくすごかった。
ずっと幸福感とハピネスに包まれていた。
そしてファンの方の熱気も、すごかった。
おねえさんが「ゴスペルのようだね」と表現していたが、まさにその通りで、無宗教者の私でも、この世は愛にあふれて、誰かしらに祝福されていることを疑うわけにはいかないような、
そんな絶対的なパワーが彼らにはあった。
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PM 23:00 過ぎ。
全てのステージが終わり、約14時間にもわたる、私とおねえさんのグリーンステージでのかけがえのない、熱い暑い時間も終わった。
ずっと同じ姿勢をとって、後ろの人に押されないように踏ん張って耐えたせいでバキバキでガチゴチな体をひきづり、
花火大会の後の駅までの道のりのように、なかなか動かない人混みを耐え、
朝と逆方向にゲートをくぐり、キッチンカーが並ぶエリアに。
今日初のちゃんとした「フェス飯」となる、もつ煮込み丼の遅い夕食を、二人で言葉少なにかきこむ。
雨で冷えた体に、しおっからいみそ味がなんともしみわたる。
余裕をもってバス乗り場に到着した。
(そうか、おねえさんともお別れか)
おねえさんは横浜行きのバス。私は、東京行き。
最後の最後まで親切なおねえさんは、東京行きの列が動き出すまでの間、わざと私と同じ列に並んでくれた(号泣)
列が無事が進みだし、何度も頭を下げて、「また!また!」とお互いに何度も言い合って手を振りあった。
一人でフジロックに来る勇気がなきゃ、二人にはなれなかった。
それってとっても素敵な、ラッキーなことだ。
帰りのバスは一人席でラッキーだが、雨に濡れた服が、社内の冷房で冷えて寒い。
(つぎは、きがえを、もってこないと......)
ー 疲れと共に一度も目が覚めることなく泥のように眠った。
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バスが煩雑とした都会の景色に変わり、東京駅の近くで止まる。
時刻はまだ5時ちょっと前。

きれいだ、朝の都会って。
無線イヤホンからは、「さよなら夏の日」が流れ続けている。
(帰ったら靴の泥を落として、お風呂に入ってあったまって......)
自宅に向かう電車に揺られる。
いつもの景色が見えてくる。
帰宅後、あせでぺったり手首に張り付いたままのリストバンドを、はさみで切る。
お茶目な日焼け跡と対面する。

ひと夏の経験と、素敵な出会いに
あらためて別れを告げた瞬間だった。
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今、じつは、私の日常が少しずつ変わりつつある。
そんななか、変わらずずっと、心から自分が好きな人、心から好きな音楽に思う存分身を預けられたこの暑い夏の一日が、どれだけ幸せで、ありがたいものだったか。
到底、表せそうにない。
忘れられそうにない。
(がんばらなくてもいいかもだけど、がんばろう)
そう思わせてくれた。
さて、もう少しで今年度の達朗さんのツアー申込も始まるし、
まだまだ先に楽しみがいっぱいだ!
※今フェス参加によって、また争奪戦になるといううわさもあるが...
まだ、私の夏は、終わってない。
さよならするその日まで、駆け抜けてみせよう、きっと。
私を苗場に連れてって ~フェス前半編
無事、おねえさんと共にグリーンステージにたどり着いた私。
時刻は9時過ぎ。
安心はできたが、ここからが勝負どころである。
なんせ、達朗の出番は、夜19時。大トリ1個前。
登場順は5番目だが、時間としてはあと10時間あるのだ!!
その日の苗場の気温はおよそ35.5℃。新潟とはいえちゃんと夏だ。
客席には強い日差しが容赦なく照り付ける。
※それもあり、ステージ後方の芝生エリアでは木陰の争奪戦が行われていた。
一言でいえば、暑さとの戦いであった。
日傘もさせないため、みな帽子やハンディファン、ネッククーラーなど、それぞれの日よけ対策を身に着けている。
私も両親の助けによって仕上げられた、「ぼくのかんがえたさいきょうのひやけたいさく」を身に着けて臨んでいたし、2L+500mlのペットボトルとゼリーや塩分タブレット、そのほか冷感グッズで、準備は満タンなはずだ。
ちなみに、グリーンステージのいちばん最初のステージは11時から。
早速約2時間の空き時間で肩慣らしだ、とゴクリと唾をのんでいたが、意外にも時間は早く過ぎ去った。
それもそのはず。フジロックどころか、野外ステージがはじめてなので、ステージセットやスタッフさんのお仕事風景、リハ風景を見てるだけで退屈しないし、
なにより、お姉さんが隣にいてくれるので、お互いの体調を気遣いあい、他愛ない話をしていると、あっという間に時間は過ぎ去る。
そんなわけで、時刻は間もなく11時。記念すべきフジロック2日目、グリーンステージのトップバッターが、
私にとっての生まれて初めてのフジロックのステージが、始まる。
.......
わ..............きた!!!!!!
あ...あれは!?!?

は、ハムと、ウニ!?!?!?!?

....ご紹介が遅れて恐縮だが、奇抜な出で立ちで登場した彼らは正体は、CA7RIEL & Paco Amoroso。(カトリエル&パコ・アモロソ)通称カトパコは、この10年で最も画期的といわれるアルゼンチンの音楽デュオ。
幼なじみだった2人がコラボレーションを始め、2019年にトラップ、ヒップホップ、ポップを大胆に融合させたスタイルでデビュー。
.....らしい。というのも、私は彼らのことを(恐縮なことに)全く知らなかった。
つまりは、彼らとそのファンにとって、今回の日本初来日&フジロック初主演がどれ程尊いことなのか、贅沢にも知る由がなかったのだ。
↓以下記事 参照
そうしてはじまった彼らのステージは、
一曲目から圧巻だった。
「DUMBAI」という曲で始まった彼らのパフォーマンス。
曲を知らない私でも、あっという間に気持ちも体も持ってかれて、一瞬で「どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんばい♫」と口ずさみ、体は横に揺れていた。
モニター上には、彼らの姿と共に、Google翻訳されたかのような不自然な日本語訳が字幕で出ている。
(いや、とはいってもありがたい。スペイン語わからんし!)
メロディーと同じくらい歌詞を重要視する私は、しっかりと翻訳を確認する。
どれどれ、
Si preguntan qué pasó, yo estaba ahí, yo lo viví
「何が起きたか聞かれたら、僕はそこにいたし、それを体験した」
Si te digo que no sé, vos relajá, ya va a venir
「わからないって言ったら、落ち着けよ、いずれ来るさ」
Todo tan dumbai, todo tan wow wow
「すべてがドゥンバイ、すべてがワオワオ」
(....うん! 考えるのやめよう!最高~~~~~!!!!!)
そう、彼らの音楽は、ジャンルも言語も国も超え、聴く者を魅了し興奮させるバイブスがあるのだ。
2曲目の「BABY GANGSTA」、5曲目の「IMPOSTOR」、超クールで気に入った。今ではすっかりお気に入りプレイリストだ。
さらに、曲が進むごとに歌声やパフォーマンスだけではなく、彼らのキャラクター性やカリスマ的魅力にとりつかれる。
ウニのようなトゲトゲオールブラックに身を包んだ方がカトリエルさん。スタイルの良い、長~い手足を上手に使いこなし、常にノリノリで、メタルっぽい早口ラップも鬼クール。
お中元のハムのような超かわいいピンクの衣装に身を包んだ方が、パコさん。彼の甘くてかわいいビジュアルとハスキーで儚い歌声。サングラスを外した時のつぶらな瞳に「くぅ~ん」という子犬の幻聴が聞こえたほどだ。
幼馴染の二人が出せる、唯一無二の相棒感、悪ガキコンビ感も、ファンにとってたまらない要素のひとつなんだろうな~と見ていて思った。
それぞれのソロも楽しみ、ショーは終盤に近付く。
クライマックスで必ずやる曲。 タイトルの「EL DIA DEL AMIGO」は、訳して、"友達の日"という意味らしい。
永遠の友情を誓い合う歌で、幼馴染の二人にぴったりだ。なおかつ、今ここにいる日本人と彼らの友情を喜び歌うような、そんな素敵な一曲だった。
陽気なサウンドとは裏腹に、「おまえが橋から飛び降りたら後を追うぜ」「俺が裏切ったら殺せ、裏切ったら死ね」(意訳)といった激重の友情につい笑って、踊ってしまった。
いよいよ、本当のラストは「EL UNICO」
あぁ、終わってしまう。彼らに会えてよかった。フジロックに来てよかった。
世界には信じられない才能と、私の知らない素敵な音楽であふれているんだな。
アルゼンチンから来た、悪ガキ二人組が、私にそれを教えてくれた。
惜しまりながら、大きな愛を互いに伝えながら、彼らは去っていった。
ー おねえさんは、「ディズニーみたいだったね」と笑いながら感想を述べた。
たしかに、まるでディズニーキャラクターのようなルックスとチャーミングさで万人を惹き付け、
テーマパークのアトラクションに乗った後のような、興奮と爽快感を味合わせてくれる彼らにぴったりな表現だ、と思った。
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はじめてのステージを体験し、私のテンションも体温もうなぎ登り。
水分/栄養補給をしつつ、おねえさんに話しかける。
「来ますね、つぎですね!!」
そう、次はいよいよ、おねえさんの大本命、
"君島大空 合奏形態" の登場だ。
大人でクールなおねえさんも、最推しの登場を前にどことなくソワソワ。
ここでなんと、君島さんたちは、リハの段階で全員登場。
良い意味で、高校軽音部のようなノリで、仲睦まじげに会話をしながらチューニング。
最後には、「君島大空、13時からです、よろしくおねがいしまーす」と、文化祭のステージ前のような気軽さで去っていった。
(若いのに余裕があってすごいわ~)
いやいや、若いとはいえ彼らは、新人アーティストの登竜門ステージ「ROOKIE A GOGO」からメインステージ(グリーンステージ)まで駆け上ってきた実力者なのだ。楽しみだ。
そしていよいよ、本番。
Introの「いのちの歌」から、「除」という曲に移り変わる。
.
わ、わぁ、、、、すごい、カトパコとは違った種類の衝撃波と鳥肌が私を襲う。
(う、うまれてはじめてきく音楽だ)
まるで、この世に生を受けて間もない赤子の様に彼らの音楽を享受する。
おねえさんが、何度も何度も「君島くんの音楽は、絶対に生で聞くからこそいいの」「音源じゃダメなの」と繰り返した意味が、少しわかったような気がした。
どのアーティストも、生のパフォーマンスに勝るものはないだろうが、
目の前にあるギター、ベース、ドラム、そして、君島くんの口から発せられる歌声は、
とても美しく、一本の映画をみているような気持ちにさせられた。
専門知識のない私では到底語彙が足りないので、みなさんにぜひライブを見に行ってほしい。
私は「19℃」という曲が特に気に入った!
あらたなツアー開催もその場でサプライズ発表され、おねえさんの幸せを共に分かち合うことができた。
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ー そうか、フェスの醍醐味ってこれだな。こういうことなんだな。
前のステージの余韻が抜けないまま、また違うジャンルの音楽が、違うアプローチで己を感動させに、人生を影響しにやってくる。
いろんな国から、いろんな人が。
心を揺らしてくれる。
みんながフェスに行くわけがわかった。
一日のうちで、こんなに幸福に、心が忙しいことはないな。
(さぁ、つぎは...!!)
実は、次のアーティストは、私が達郎の次に楽しみにしていた方だ。
それが、STUTSくん(Band Set)!
まだピチピチJK時代、「高校ラップ選手権」をきっかけにヒップホップの世界にはまり、「フリースタイルダンジョン」を未漁った。
それだけでは飽き足らず、YouTubeでアマチュアからプロまで多くのラップを聴いた。
ライム、フロウ、パンチライン、
いろんな言葉も覚えた。
石原裕次郎やフィンガー5をはじめとした昭和歌謡とヒップホップ、その二足の草鞋を履いていた女子高生は数少ないだろう。
大学生、社会人になっても、ずーっといまだにヒップホップをこよなく愛してる。
もちろん、STUTSくんも好きで、なかでもPUMPEEさんとの「夜をつかいはたして」という名曲には思い入れがある。
社会人なりたてで、通勤電車にも嫌気が差し、職場に足が近づくたび緊張感に包まれていた頃。
そんなどうしようもない自分の感情を発散するみたいに、何度も何度も聞いていた、私にとってのファイトソングだ。
(一体どんなゲストが来るんだろう..)
期待に胸を膨らませながらリハの様子を眺めていると、STUTSくん本人が出てきてびっくりした。
さらに...
ぽつ、ぽつ。
ー 雨が降り出す。
き、きた~~~!!!フジロック名物、「突然の雨」!思わずテンションが、なぜか上がってしまう。
みんな、訓練されたソルジャーの様に雨具を身に着け始める。
私もそれに倣って、ポンチョを装着する。
ステージ上でも、機材を守るためにスタッフさんたちがキビキビと動いている。
いやあ、かなり強い雨だぞ。
STUTSくん始まる直前にかあ..
醍醐味とは言え、雨に対して少しの残念さを感じていると.....
ー ステージに間違えて上がった少年のような笑顔と、腰が低すぎてもはや地面を貫通しそうな謙虚さで、改めてSTUTSくん登場!!

か、かわいい~っ
周りからも同様のリアクション。
なんだろうな、蛙亭の中野さんのようなかわいさなんだよなあ。

しかし、演奏が始まると一転、超クールで信じられない才能に溢れた、
ー 本物の「STUTS」がそこにいた。
..さて、ここからは、全セトリとともにステージを爆速で振り返っていく。達郎以外でセトリを全て紹介するのは初となるひいき加減だが、なんせまあ、ヘッズなので。許して。
1.Renaissance Beat
はじまった!かっこいい!
雨が降りしきる中、背景にSTUTSの文字が光る。

2.One
記念すべき1人目のゲスト、tofubeatsさんが登場!!
※ネタバレ=この後えげつない数のゲストが続々登場します。
わーーー、私いま、フジロックで初の日本語ラップを摂取してる!!!うれしー!!!
3.Mirrors

Daichi Yamamotoさんという方?....とあれは.......ち!?鎮座DOPENESSさん!!

曲自体ははじめて聴いたが、画面越しの憧れがすぐそこにいることに感動で震えた。
4.Canvas
Kaneee(ケイ二―)さんとの曲、これすごくよかった。

見た目に反して甘い歌声だったなあ。
5.Conflicted
こちらはビートのみ。雨の情景とあっていて非常に「エモ」かった
6.サマージャム '95
まさかのスチャダラパーパイセン登場!!あつい!!一気に渋谷系にガラリ。
しかも「Summer Situation」とのマッシュアップになっている!
こんな最高の夏の始まりないっすね
7.Pointless 5
ここで、まさかの、待望の、

PUNPEEくん登場~~~~~!!!!!
一気に頭の中は、「や、やるんじゃ、あの曲」という淡い期待でいっぱいになった。
スチャダラパーと共にコラボ曲のPointless5を披露。
ゆるくてかっこいいラッパーの代名詞みたいな方々が集まっている。

8.Rock The Bells
あばれるくんみたいな情熱を持つKMCくんが最高潮のバイブスでやってきた。
※あばれる君も元ラッパーだからややこしい
腹に力を込めて汗垂らしながら系のラッパーも、嫌いじゃない。
9.Shall We
ここで、もう何が来ても驚かないけど!!!ZOT on the WAVEが登場!!!!

RAPSTAR誕生でずっと見てました!!!!
まさかすぎて...しかもYo-Sea、LEX...!!!
10.Final Destination
Campanella、Candeeさん登場
曲が終わると、STUTSくん、突然のポカリスエット一気飲みタ〜イム!

実はこれが次の曲の伏線になっているのさ...
11.99 Steps
ポカリスエットCMソングのこちらの曲。
こ、Kohjiyaく~~~~ん(わたし的メロいラッパー上位)

今更だけどラップスタア2024優勝おめざーーーーーす
Hana Hopeさんの清涼な歌声も良かった。
途中、CM出演の学生ダンサーくんたちもかっこよかった。
そんで雨!もうずっと降っていていいよ、と思うぐらい情景と似合いすぎている。
12. 夜を使いはたして
もうイントロで叫んだ。

ぎゃーーーーーーーーーーす!
お召しがえしたPUMPEEくんが、再登場!
AirPodsで何度も聴いた曲が、今目の前で行われてるよ....
頭の中には、みなとみらい駅のホームからけやき通り口に出るまでの長いエスカレータを登る自分の姿が。

いくつもの夜を使い果たそう、これからも!
13.Changes
ラストで空気感が変わる。
いくら待っても、これまでと同じようにゲストが登場することなく、STUTS君ひとりで曲が始まる。
後ろのモニターに映像が流れる。
今年4月に、若くしてこの世を去った、ラッパーJJJさんとの曲、Changes。
鎮火されない想いが溢れるかのように、子どもの様に泣きじゃくりながらMPCを叩くSTUTSくん。
STUTSくんだけじゃない。グリーンステージの観客も、空もみんな泣いてた。
雨が静かに、悲しみを包んでくれていた。
ーーーーーーーーー
(ああ、ああ、最高だった...)
体感一瞬で、STUTSくんのステージが終わってしまった。
やっぱりヒップホップ好きだ。今度ライブに行こう...
時刻は4時をすぎ、雨が降っているのもあるがいつのまにか涼しくなってきた。
ー いよいよ次の次が、達郎だ。
順に追っていったので、次の出演者James Blakeさんについても詳しく書くのが筋だが...
アツさと体力で、集中力が切れていたのと、達郎が目前に迫った緊張感とで....
正直一番うろ覚えなので、これ以上の失礼がないように、あえて触れないでおく。
「ダブステップの貴公子」とよばれ、ミニマムなリズムとメロディラインを持つ彼。
音の波動というか、唯一無二の存在感と異彩を放っていたことは確か。
ーーーーーーー
11時から18時にかけて、全4組の素敵なステージが終わる。
観客が入れ替わり、どことなく年齢層もぐっと上がった。
急に、人口密度が上がり、後ろからも押されているようだ。
観客全員が、グリーンステージに集まっているかのように錯覚する熱気だ。
ー 2日目だけチケットが完売したのもうかがえる。
見覚えのあるステージセッティングに、だんだんと視界が変わってきた。
リハがはじまり、いつものバンドメンバーが最終確認を行う様子も見える。
「No Photo」のサインを持ったスタッフが配置され、ここからは一切の撮影録画は禁止となる。
近くには、私と同い年くらいの男性が、「このために来たんです」と前のめりで話していた。
彼だけじゃない、そこかしこで、「山下達郎がフジロックに出るなら」とはるばる苗場までやってきた人ばかりだ。
ー ここにいる私も、その一人だ。
まもなく、時刻は19時。
ー 2時間ほど続いた雨は、嘘のように、いつの間にかぴたりとやんでいた。
いよいよ、彼が、やってくる。
72歳のレジェンドが、苗場の地に。フジロックに。
目の前にある、このグリーンステージに。
私を苗場に連れてって 〜バス&到着編
金曜日。夜20時過ぎ。
高層ビルと煌びやかな光と喧騒が渦巻く、大都会東京駅に、およそ不釣り合いな姿で降り立つ。
おしゃれなスーツやドレスに身を包む人の中、
半端じゃなくでかいリュックを背負った、妙にスポーティな格好をした私。
なんとこのリュック、自分の厚みの二倍。重さは10キロ強。

.....フジロック初心者だからって、やりすぎた?
側から見たら山ガール? 訪日バックパッカー?いや、我が子の運動会で早朝から場所取りするママさんがいいところかも...
まあ、とにかく、夜行バスが出発する23時を前に余裕を持って到着してよかった。
バス発着場所の下見も済み、3時間ほどの空き時間を、どこかファミレスで過ごそうと付近を探索する。

ほわー、この銀座インズってやつ、永遠に続いていて面白いな。レトロさも好きだ。
煌々とした明かりに招かれ、インズ内のガストに入店した。
夜ご飯は家を出る前に軽く食べたが、サラダとドリンクバーセットを頼む。
何時間後に到着する苗場に想いを馳せたり、こんなバカでかいリュックを持っているくせに、わりかし忘れ物をしていることに絶望したりしてたら、
あっという間に出発時間。

フジロックの客層がよくわからず、
パリピの若いにーちゃんねーちゃんばかりで、バス内で「もうフジロックは始まってるぜ⭐︎」とかいってどんちゃん騒ぎはじまって、到底寝れなかったらどうしよう....
と、お決まりの妄想は全くの無駄で、
年齢層もバランス良く、落ち着いた車内だった。
ソロなので隣が同性になるよう配慮されており、穏やかで心優しいおばさまと、運よく隣同士になれた。あたしンちの母みたいな人。

バスは静かに進みだし、私も眠りの体制に入る。
今回は、仕事終わりの疲れも相まって、途切れ途切れではあるが、睡眠を取ることができた。
だが.....
おしり、いたい。
くび、いたい。
こし、いたい。
あし、むくむ。
と、きちんと夜行バスの洗礼も受けることができた。
途中、2箇所ほどサービスエリアに立ち寄り、2個目では時間調整のためかなりの長時間停車することになったが、窓際だったし、動くのも億劫で一度も席から立ち上がることはなかった(余計腰とおしりがきつかったが)
やがて、空が白み、のどかな山の景色や、うねうねとした道路が続いてくると、そんな辛さも忘れ、
(苗場が、フジロックが近い!)という感激で目も冴えてきた。
すると、
「....ウィーーーーーーン」

わ、なんか出てきた。
♪ 田舎へ 行こう
♩田舎へ 行こう
はっ.... これは!
フジロックの公式テーマソングではないですか!
噂には聞いていたが、こんなふうに前置きもなく突然始まるなんて、なんかシュールで面白いな。
まだみんな半分夢の中だし、まだ5時過ぎだし、アラームにしては相当早いが、
実感とテンションが一気に盛り上がった。
ーーーーーーーーーー
AM6時過ぎ。
ついに、とうちゃーーーく!!
バッキンバッキンコッチンコッチンの体を伸ばすと、目に飛びこんでくるのは、
見渡すほどの、山、山、
(すーーーーっ、はーーーむはむはむ)
空気もおーーーーーいしーーーい!

苗場についたんだ!
ひとまず、一安心だ!!あとは達郎のステージに行くだけだもん!!!
心配していたリストバンド交換も待ち時間なしで済み、意気揚々と入場口へ進む。
頭の中は、目にしたものを起点に飛び交う、いろんな憶測と情報でいっぱいだった。
(うお~!山の斜面にテントがずらーっと見えるぞ....昨日からフジロックを楽しんでいる方々かあ)
(あっ、でももちろんホテルに泊まる人もいるよな、苗場プリンスホテル、生で見れて感激。)
(駐車場の車の台数もすごいなあ、キャンピングカーも多いぞう)
だが、ここで、思考を一時中止にするほどの一つの困難が立ちはだかった。
(迷った!!!!!!)
さっそく迷子である。なんせ、バスの発着所から入場口まで、意外と距離があるのだ。
田舎なんだから遠目で見えるよね、とか、人の流れについていこう、といった考えは甘かったらしい。
なんせ、他の人もきょろきょろとあたりを見渡しているくらいだ。
(おっ!大行列があるぞ!あれか!?)と思ったら、一日目をオールナイトで楽しんで、駅へのシャトルバスを待つ方々の列だった。
(う~む、看板もいまいち不親切だなぁ、どうしたものか)
少し焦りを感じつつ、他の人の様子を見ようと、一度進行方向に背を向けて後ろを振り返る。
すると、
「いや、これ、わかりにくいですよね。」
同じ様に看板を見て苦笑いしている人と目が合った。
この出会いが、まさかわたしのフジロックを最高のものにしてくれるとは、この時は夢にも思わなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「これか~」
「これですね」
おねえさんと、なんとかして入場口にたどり着いた。
ここまでのわずかな短い距離と期間で、私たちは妙に打ち解けあっていた。
おねえさん、としよう。
おねえさんは、"君島大空 合奏形態"を目当てに同じく初参戦したのだという。
しかも、女性一人参加。しかもしかも、夜行バス組。
私「君島大空って...もしかしてグリーンステージで...」
おねえさん「はい..達郎さんと同じ...」
私「ちなみに...達郎って....」
おねえさん「普通に目的の一つです...山下達郎がフジロック出るなんて見ないわけいかないって...」
もうそれ以上の言葉はいらなかった。
私たちは、あれよあれよという間に、音楽の趣味を語り、フジロック初参戦&ソロに対する意気込みを語り、終いにはお互いの仕事観や人生観まで語っていた(?)
※実は居住地も近くて、偶然が重なりすぎていた。
持ってきた非常食を交換し合いながら、9時の入場開始まで、永遠に続けられるようなおしゃべりをして、約2時間ほど入場待ち列で待機した。
(日陰だし、座って待てたため、本番までに体力奪われなくてよかった!)
ついに、入場開始時間!
手荷物検査があるくらいで、このゲートを抜ければもうそこはフジロックの会場だ

入場口前にも、無料で見れるステージや、フードやドリンクを打っているブースがあったが、この先が本番である。
(うわ〜、はじまるはじまる!!)
手荷物検査を抜けると、ディズニーランドの開園ダッシュよろしく皆我先にとお目当てのステージへ駆け抜けていく。
みな、大きな荷物(キャンプチェアやアウトドアワゴンなど)をもっているのにたくましい。
なんて、他人事じゃない。
「グリーンステージに向かっているんですかね!?」「目玉だもんね....」
少し焦りつつ、おねえさんとグリーンステージを目指すこと(見つけること)に全神経を注ぐ。
だが心配をよそに、一番大きいステージがゆえ難なく見つけられ、まだあまり人のいない客席で好きなところを選ぶことができた。
※走っていた人は、ステージがよく見える木下の木陰に椅子やテントを張る事を狙っていたらしい
私たちは喜びに勝利のグータッチをし、先程話した今日の目標を改めて確認しあう
「来れましたね、グリーンステージ」
「君島君見て....それで、達郎さんまで、ヘッドライナーまで、いるんでしょ?」
にやりと笑う。
「当然。」
アツい一日が始まった。
私を苗場に連れてって ~準備編
ー 夢みたい。いや、全部夢だったんじゃなかろうか。
およそ一週間前の出来事を思い出すたび、そういう思いに駆られる。
だが、右腕の不格好な日焼け跡が、

脳裏に浮かんだ満面の笑みが、何度でも思い出させてくれる。
たちまち、私を苗場に連れて行ってくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さかのぼること、2025年の2月21日、
わたしこと一人の山下達朗ファンは、ドキドキバクバクと不整脈のビートを刻みながら、携帯の画面と向き合っていた。
そのまたさかのぼること数分前、飛びこんできたのは衝撃のニュース。

た、達郎が、フジロックに、出る.......?????
フ、フジロックって、なんかあの、山奥の方でやっている、夏の、ビッグな、音楽の祭典?フェス?夏フェスってやつ?
ー アウトドアでアクティブなカルチャ―にはてんで縁がなく、世間しらずな私は、とにかく目の前の情報を処理しようと必死だった。
...分からん。
何ひとつわからんが、私にもわかることが一つある。
(外で、野外ステージで、達郎さんを、見れるということ......????)
そう。音作りに並々ならぬこだわりを持つ達郎さんがライブを行う場所は、基本的に屋内。なおかつ小規模なホールなど。
私はファンになって、ライブに申し込み始めてから彼のそのこだわりを知ったが、もう、詳しくは語らない(到底語れない)が、本当に、すごい。
もうなんか、あの、すごい(小並感)
そんな彼の姿を、音楽を、あのフジロックでお目にかかれるという速報は、ファンにとって、いや、音楽を愛する世界中の人にとって夢のような現実だった。
とはいっても、達郎さんは野外フェス自体は初めてではない。
それどころか実は私も、見たこと、あるんです。
というかそれが初ライブでした。
....と、いうのは言葉のあやで、実は私が達郎さんのパフォーマンスを初めて目にしたのは、ライブ配信だった。しかも、過去のライブ映像を抜粋して編集したもの。2020年のコロナ渦だったため、メディア嫌いの達朗さんがファンを想って配信に踏み切ってくれたのだ。
そこに、2017年に達朗さんが「気志團万博」に出演した時の映像も含まれていたというわけ。
忘れもしない、雨の中、名曲「さよなら夏の日」を熱唱する彼の姿を。
普段のライブの比じゃない人々に囲まれ、自分の音楽を見せつける達郎さんの、最高の音楽を。
ー その記憶が、5年ぶりに私の脳裏によみがえってきた。
と、その次の瞬間には、携帯をむんずと握りなおし、私は、
フジロック2日目のチケットを申し込んでいた。
直後のツイート(達朗推し活アカ)がこちら↓

そう、なんせ安定のソロ参戦。しかも今回は天下のフジロック。夏フェス。
プロおひとりさまの私でもさすがに膝が笑う。
でも、でも、達郎に会えないことに比べたら、どうってことないやい。
行くんだ!フジロック!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、チケットを申し込んだとなれば、次することは決まっている。
移動手段だ。宿泊云々だ。
でもこちらは意外とシンプルに終わった。
私の持ち前の心配性からくる、怒涛の情報収集パワーによって、あっさりと交通手段の最適解(?)にたどりついたのだ。
それが、フジロックが公式で提供しているバスツアー。
つまり、夜行バス。
前日深夜に東京を立ち、達郎を拝んだその夜更けには蜻蛉返りで苗場を立つ、ということ。
つまり、体力的にはどう考えても最適解じゃない。
でも、フジロックの醍醐味である、「キャンプ」は、あまりにも私にはハードルが高いし、誠に失礼だが目的が「山下達郎」ただ一人なので、お泊まりはやめておいた。
せっかくならホテルに一泊して翌日苗場観光でも......という考えが頭になかったわけではないが、
苗場を長野県と勘違いしてしたくらい、知識が乏しい私なのでひとまずまたの機会に。
さあ、もう当日行くための足とチケットは準備できた。
あとは、持ち物や服装の準備だ。
よし!!やるぞ!
...
......わからん。
さーっぱりわからん。
なんせアウトドアな趣味がないので、最適な服装や持ち物がまったくわからん。
「🔍フジロック 初めて」「🔍フジロック 持ち物」「🔍フェス 服装」「🔍苗場 どこ」
私の検索履歴は、ど素人丸出しのワードであっという間にいっぱいになった。
さらに、調べれば調べるほど、わからないことが増え、たちまち私の心は不安でいっぱいになった。
(うわーん、やっぱり私みたいな、なまっちょろいインドア人間が、フェスなんかに申し込むのは時期尚早だったんだ!!!)
(グリーンステージどころか、苗場にたどり着く前に遭難するか、パタリと倒れて終わるんだ....)
※彼女は極端なところがあります。
(夏フェスに行けるのは、MBTIがEから始まる、ノースフェイスやモンベルを華麗に着こなす、キャンプやBBQを嗜む陽気な方々なんだ....ヒッピーの生き残りなんだ.....)
※彼女は間違った偏見を持ちがちです。
(うう....)
申し込んだ時の意気込みと熱い炎はどこへやら、すっかり意気消沈した私の前に、
「おいおい、いったいどうしたというんだい?....」

!?

なんと、世界で一番頼もしい二人が、あらわれた。
彼らは、その豊富な人生経験から、私にいろいろなアドバイスをくれ、さらにはお役立ちグッズをわざわざ届けにきてくれた。
母が特に、アウトドア用品などに詳しく、趣味でさまざまなキャンプグッズを買い集めていることもあり、あれよあれよという間に私のフジロック準備は完了した。
...もう、本当に、二人には頭が上がらないです。
いつも気づけば無鉄砲に行動する、このヤンチャな末娘をほっとけない気持ちもあるだろうが、
やっぱり、二人からの無償の大きな愛が申し訳なくて、ありがたくて。
とっても幸せだと思った。
(もう!しっかりしろ私!)
二人のおかげで決心がついた。
一人がなんだ。苗場がなんだ。
自分が見たいものを自分で見に行くだけだ。
やってやるぞ、待ってろ、達郎。
かくして、私の、
史上最大、最高の挑戦が、この夏、はじまった。
〜To be continued
妹よ
姉が帰ってしまった。彼女のいるべき場所へと。
またひとりっこに逆戻りだ。
人が喪失を実感するには時間を要するというが、姉と別れた3日後ぐらいに、通勤途中、自転車で爆走しながら、不意に涙を流すとは思わなかった。
正直、(今か~~~い)と思ってしまった。
絶えず足だけはシャカシャカと動き続けているのが、なんだかおかしかった。
信号待ちで、乱暴に涙をぬぐった。
さみしい。心細い。つまらない。
今回は、約1カ月半にもわたる長い再会だったから、姉がいることが「あたりまえ」になってきた状態での別れはちょっとつらい。
でもきっとまた、この孤独にもあっけなく慣れる。
姉がいない日常が”あたりまえ”に変わり始める。
そういうもんだ、妹よ。
少なくとも今回も限られた時間で、たくさんの思い出を姉と作ることができた。
記憶を大切にたどろう。
ーーーーーーーーーーーーーーー
姉との再会は案外あっけなく、
昼過ぎに実家に到着すると、見るからに寝起きの姿で迎えてくれた。
たくさんのお土産を次々にスーツケースから取り出して持ってきてくれ、
私が「んまいんまい」と早速お土産を平らげるのを、横で巨人サイズのコーヒーを飲みながら生暖かい目で見守っていた。
その日の夜更けに父の実家への帰省旅行へと出発した。
姉は一睡もしていないのに、深夜テンションで最初の方は元気だった。そのあとすぐ爆睡していた。
父と母は一足早く姉との暮らしを満喫しているわけだが、家族4人での旅行は思い出せないくらい久方ぶりだ。みんな妙に浮足立っていた。
車は北へ、北へと向かう。
ようやく父の実家に到着して、
ほどなくして姉は、昨年の冬に帰らぬ人となった祖父と、無言の再会を果たした。
私は、「孫最年長のあなたがいないから、葬儀も通夜も私率先して頑張ったのよ」「パパ、いろいろ大変だったんだよ」と、溜まっていた本音をつい漏らしそうになったが、
大事な時にそばにいれない悔しさや申し訳なさは、本人が一番知っているはずだから、
いざ彼女を前にすると言えなかった。
遠い昔は、母に言われて「のんのん、するよ、はい、正座して手を合わせて」と仏壇の前にわけもわからず座った私たちだが、
この時は自分の意志で、
長い長い時間をかけて、祖父母に語りかけた。
家族で何度も行った海、道の駅、記念館、ガラスパーク.......
昔は毎年こうして、家族で帰省をしていたが、
最近は姉以外の3人か、または両親のみだったから、
姉が隣にいて、ほんの少し過去に戻ったような、記憶を通して景色を見ているような、不思議な気持ちを味わった。
帰省旅行の翌日は、二人で従兄妹の家に遊びに行った。それぞれのパートナーも集結し、総勢7名でワイワイと手巻き寿司パーティーを楽しんだ
姉が持ってきた異国のカードゲームと、人狼ゲーム等で盛り上がった。
姉は私と同じ味方陣営にいてもなぜかしつこく私を疑い、後で憤慨しながら問いただすと、「やっぱ本能的に妹のことはつい疑っちゃうんだよね!」と供述していた。
解せないが、姉妹とは、姉とはこういうものだ。
その後約2週間は、私が平日仕事のこともあり、なかなか会えず。
久しぶりの再会は、私にとっては「初めまして」となる姉の学生時代の友人も交えてとなった。
どうやら、私の交友関係を豊かにする一助となるように姉が気を利かせて呼んでくれたらしい。姉の行きつけのカフェで、とても素敵な人たちと会話するのはとても楽しかった。
自分の去った後に、殻にこもりがちな妹に残そうと思いやってくれた、温かい出逢いの贈り物だった。
※これも後々時差で、姉のやさしさが染みて泣いた。
姉妹とは、姉とはこういうものだ。
それから、私が暮らすこの町と、このお部屋にも遊びに来てくれた。
夜、おすすめのイタリアンに姉を招待し、沢山二人で語り合った。
姉妹というのは、大人になればなるほど楽しい。おしゃべりがうまくなった私たちは、お酒がなくても何時間でも語り合える。
翌日は日差しがカンカン照りの中、二人でサイクリングをした。
川沿いの姉おススメのカフェで冷たいドリンクで休息をとった。
招き猫がいっぱいの神社を訪れて、

二人でタイ料理も食べた。

カフェも、タイ料理も、私がえらく気に入って、「また行く!!絶対!!」と鼻息荒く意気込むと、「行きなよ」と返す姉の言葉に、
(そうか、次行くときは姉はいないもんな)と妙に実感した。
あつくてあつくて、姉も私もヘロヘロで。二人で私の部屋に戻りクーラーをガンガンにかけて姉おススメのダークSFドラマを見た。
「怖いから一緒に見てよ」とせがんで、姉はとっくに見た話をリピートしてもらう。
本当はこんなの余裕だけど、一緒に観たいから少しうそをついてみた。
きっとまた同じうそをつくだろう。
姉妹水入らずの、なんとも楽しいひと時だった。
その翌週には家族でジブリパークへ。「これがお姉ちゃんが帰る前の、最後の家族の時間だからね」と、父が自身にも言い聞かせるように、私に言った。
金曜の夜、私の仕事終わりに実家へと向かった。
姉が、前に「作ってあげる」と約束してくれた、噂の飛び切り美味しいカレーを夕食に出してくれた。

こんなおいしいものを食べられる、姉のボーイフレンドは幸せ者だ、と妹ながら思った。
一日目に愛知に到着してホテルに一泊。二日目にジブリパークを楽しむ計画だ。
出発は朝四時。
高速を走る車内では、父と母にとっては"毎度おなじみ"の、一人暮らしで溜まったエピソードトーク(主に仕事のことなど)を一種の「キレ芸」のように怒涛に喋り捲る私に、
「○○の話は面白いね」と言ってくれる姉の言葉がうーんと嬉しくて、
調子に乗ってずっとしゃべっていたことを覚えている。
朝ごはんに寄った、富士山の目の前にあるすき家でも、私が友人関係や自分の悩みを話すと、「○○がイニシアチブをとって、好きなように行動すればいいんだよ」「いつも気を使って、自分の感情を無視しなくていいんだよ」とアドバイスしてくれた。
姉にもらったこの言葉が、どんなお守りより心強く感じる。
今も、姉がいなくなった後も。たぶんずっとだ。
姉は親しい人にこそ、余計な気を使わず自然体でいるがゆえ、よく人から「話きいてる?」「人に興味ある?」と勘違いされるらしいが、
私の話を聞いて、私にあった言葉をかけてくれる姉の姿こそが本当だと思った。
浜松城に行って、餃子も食べて、うなぎパイファクトリーにも行った。
刈谷のホテルについたあとは、二人でホテル近くのカラオケに繰り出した。
私たちの青春時代、平成の懐メロ中心に、デュエットして、歌って踊ってはしゃいだ。
デジカメで写真を撮りあった。
3時間歌って、ドリンクバーもついてたのに、(しかも土曜なのに)二人で3000円もしなくて、その安さに思わず、笑いあった。
その後はサイゼリヤに行って、エビのサラダやチキンをシェアして食べた。
カラオケにサイゼリヤ、まるで女子高生みたいだな。
お互いそれほど口を利かなかった高校時代を、一瞬で取り戻したような、そんな夜だった。
翌朝、ジブリの雰囲気に合った髪型を姉に施してもらい、姉がビーズで手作りしたピアスを耳に着けた。
姉はとても器用だ。そしてわが姉ながら抜群の芸術的センスが群を抜いている。クリエイティブの塊のような人だ。
彼女は気になったことに臆さず次々と手を付けて、いつの間にか「得意分野」にかえている。
そして、いつもそれを周りの人に還元し、人が喜ぶ姿を誰より嬉しそうに見つめている。
そんな姉の性質につけこみ、ここぞとばかりに甘え、旅行の前日に「こんなピアスが欲しい」とねだった私の耳には、世界に一つの素敵なピアスが光る。

他にもたくさん、可愛い作品をもらった。
姉が去った今、もしも万が一壊れたとて、姉に治してもらえないのがさみしくて、嫌で、
外に持ち出さずお部屋に大事に飾られている。
ジブリパークは2回目だが、とても楽しかった。
沢山写真を撮った。撮りあった。

父は運転して疲れているのに、家族が楽しめているかどうかをいつもかんがえていて、なんだか姉もそんな父に似てきたなと思った。
夕飯はみんなで箱根の自然薯料理を満喫した。
そして、家族で幾度となく行った温泉に立ち寄った。
ーーー
見慣れた関東の景色が近づいてくるたびに、姉との別れも近づいてきて、
私は、
切り替えて明日の仕事のことを考えようとしている、大人になった自分を少し嫌いになった。
現実を吹き飛ばすように、帰りの車中では昔さんざん流していた思い出の曲を姉と熱唱した。
真夜中23時過ぎに、私のアパートにとうとう車が到着して、
姉はいつもの調子で「がんばるんだよ~」とおどけて笑った後に、
「 」
昨日の朝、すき屋で私にかけた言葉をもう一度念押しするように言った。
私はしっかりうなずきながら、走り去る車にぶんぶんと、力いっぱい手を振った。
・・・・
(ほら、やっぱり人の話ちゃんと聞いてるじゃん。うん、そうだよ。)
いつもの景色と対峙して、住み慣れたアパートの鍵を鞄から探す。
また姉があたりまえをぶち壊しに帰ってきてくれる、その日を楽しみに。
その時まで。
よし、がんばろうか、妹よ。

5月のミュール

本当は嫌なんだ。
サンダルやミュールを履くの。
外反母趾だから自分の足指の形も嫌いだし、
足の甲も大きくて、女の子にしては足のサイズも大きいし。
(のくせ、かかとは細くて、ストラップがないとカパカパするし!)
ディスカウントショップに行けば、「かわいい!ほしい!」と思ったキラキラで華奢でかわいい靴は、大体23cm以下でがっかりする。
だから、せめて、不器用なこの手で、嫌いな足にペディキュアを施した。
近くで見たら不格好なのに、遠くから足先を見下ろすと、結構イケてる。
ーーーーーーーー
あーあ、いつのまにかスニーカーと靴下が暑苦しい季節になっちゃった。
春夏のおしゃれは大好きだけど、汗と湿気との戦いは大嫌い。
早く衣替えしなきゃ。
クーラーの調子が悪いから、本格的に夏が始まる前になんとかしなきゃ。
肌を見せるから、ダイエットもしなきゃ。
脱毛も行かなきゃ。
みんなに置いてかれないようにしなきゃ。
エッホ エッホ

季節の変わり目、どうも嫌だな。
いろいろ「やらなきゃ」が増えて。
動物の本能なのか、あたたかくなってくると、みんながみんな活発になって、
なんだかよくわかんないけど、いろいろ頑張ってる気がするから、
私も追いつかなきゃ。
..なーんて、気持ちだけは人一倍焦ってるけど、実際はいつもと何も変わらない。
私 as always 。
だから、これと言って日記をつけるような大したお話もないけど、
「今年初めてミュールを履いた」なんていうくだらない日常も、残しておけばいつか尊くなるのかと思って。
エッホエッホと日記をつけている。
次第である。
アイスコーヒーを飲みながら、冷房の聴いた店内で、書く日記はコーヒーよりも美味しい。
夏はうるさいから、静かなところにいたくなる。冬は静かだから、賑やかなところに行きたくなる。
そういえば、
最近の私は、「人にとって面白い人でいたいな」と思う一方で、とまらないおしゃべりや、意味のない会話を嫌ったりする傾向にある。
濃密で素敵な時間を過ごしたいな、と何かに期待して、空回ったりする。
あえて黙ってみたりする。でもやっぱり舌が乾かないうちに喋ったりする。
喫茶店に誰かといくより、1人で行って知らない人の会話に包まれる方が心地よかったりする。
でも誰かと一緒にいようと試みたりする。
なんだかよくわからないけど、もがいてもがいて、もう一歩大人になろうとしているのかもしれない。
衣替え? 脱皮?の時期なのかもしれない。
なんだかカッコつけたような表現だけど。
かゆっ。かゆかゆっ。
テレビもないし、ある意味で世間から隔離されたように働いて、同じ道を自転車で往復して、同じ人と触れ合ってると、
みんなが衣替えしたことにも気づかない。
自分の変化にしか気づけない。
そんな小さな私だけの箱庭が今は心地いい。
成長もゆっくりだけど、それも心地いい。
そんなふうに、私は変に焦らずに、
世間の変化をゆっくりゆっくり飲み込めばいいと思う。
そんな私が好きだ。
ーーーーー
やっぱり、冷房の効いた店内にいると、
5月のミュールは早すぎると感じる。
まあ、いいか。
間違えつつのんびり行こう。