なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

MBTIより大切なこと

 

ねえ、みて。

夢だったんだ。アンパンマンポテトを山盛り食べるの。

 

母がお弁当に、いれてくれたのがきっかけかな。ねだって、食卓にも出してもらった。一時期は、「好きな食べ物は?」って聞かれたら一番にこたえるくらい好きだった。

フライパンで焦げたのを見て、「日サロパンマンだ!」とケラケラ笑ったのもいい思い出。

 

大人になって、自分で稼いだお金で、あの頃好きだったものを好きなだけ食べるなんて、なんか夢みたいだね。

 

お弁当の思い出は、今度ゆっくり話したいくらい、たくさんある。

急に弁当の話をしたくなったのも、この本を読んだからかもしれない。

あした、弁当を作る。

中学生男子が弁当を作る、そんな単純な話じゃなかった。過干渉(作中では"支配"と表現されている)の親からの独立の第一歩の話だった。

主人公のちょっと達観しすぎた思考に、物語としてはのめり込めなかったが、なかなか興味深かった。

 

というのも、知り合いの男性(特に一人息子の方)で「母親が過干渉だ」と嘆く方が多いからだ。成人しても、心配という名の口出しをしてくるらしい。

息子を「小さな恋人」と例えるように、自然の摂理というか、そうなってしまうものなんだろうか。でも、子供を1人の人間として尊重するならば、グッと自分のエゴを堪えるべきかも。

 

このところ、改めて家庭環境について学ぶ機会が多くあった。夢のためにも、自分のためにも。つまりは、幼い頃から変わらず「家庭を持つ」という夢があるから学びたい+今の自分が出来上がった基盤の部分を振り返って自己理解を深めたいということ。

 

先日も図書館で、以下の2冊を借りた。

佐々木正美先生を、ご存じの方は多いだろう。

大学の時に「子どもへのまなざし」という本を通して出会ってから、私は勝手に師の様にあがめている。

世の中に育児書というのが数えきれないほどあるように、育児というのは家庭ごとに違うし、もちろん違ってよい。

ただ、乳幼児期にどんな育児をされたかが、その子の人格形成に大きな影響を与えるのは確かだと思う。 佐々木先生が「土台づくり」と表すように。

 

今流行りのMBTI診断よりも、さらに深く、自分のパーソナリティの部分を知ることになるだろう。

 

最近見ているYouTuberで、フランス在住のあやさんという素敵な方がいる。私と同い年。

youtube.com

ある動画で、恋愛について話されていて、愛着スタイルにも3つのタイプがあることを知った。

www.cosmopolitan.com

この愛着スタイルも、乳幼児期の養育者との関係がベースになっているらしい。

 

そのくらい、子育てというのは、1人の人間の人生を背負う、責任のある尊い行為だ。

無計画に、我流にできるほど、私は聖人じゃない。だからこれからも、夢のためにも、自分のためにも、コツコツと学んで準備をし続けたい。

 

いつか、かけがえのない命を授かったその時のために。

 

と、真面目な話が続いたので、ありふれた日々の出来事を綴って〆ようと思う。  

 

これは、リニューアルした横浜市の図書館のサイト。図書カードも電子で表示できて、AIで気分に合った本を知れて、ランキングまで??

いいことづくめである。図書館ライフがより充実していきそうだ。

 

これは、業務スーパーで買ったデーツ。またの名をなつめやし。

ヘルシーで栄養たっぷりなスーパーフードらしいので、おやつに買った。餡子味のグミみたいでおいしい。

当たり外れがあって、パサパサスカスカのもある。ねっちりして水分量多いのは、中東産よりアメリカ産らしい。

 

これは、行きつけの激安スーパーで、250円で手に入れたパイナップル。

ありのままの姿のパイナップルが家にあるのも、切るのも初めてで、大興奮。

食べてびっくり、甘くてみずみずしい!安いからって疑ってごめん。

切り落とした皮に残った可食部も、動物のようにむしゃぶりつくした。お尻の方が1番甘かった。

 

 

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ついに、母娘の帰省を兼ねた旅行が始まるという今、 

80歳になる私の祖父は、入院をしている。

 

大事には至らなかったし、退院の目処もついて、心からよかった。

 

けど、すぐに会えない距離のもどかしさとか、「突然だ」と感じてしまう自分を、こういう時に痛感するなあ、と。

 

祖父母が元気で過ごしていることに、感謝し続けなきゃ、と。

 

じっじ、ばっば、すぐに会えるよ。

たくさん話を聞かせてね、聞いてね。

 

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おまけ

放送ライブラリーの視聴記録コーナー

 

・ドキュメンタリー さよならダックス先生 阪神大震災を体験した教え子たち

1995.12.09 関西テレビ

「せんせいあのね」からはじまる「あのね帳」で有名な鹿島和夫先生に密着。

関西のおっちゃん!な距離感で児童ともその親御さんとも向き合うのが逆によかった。

今は家庭のことにむやみやたらに首を突っ込まないのが鉄則な雰囲気あるけど、子どもの様子や変化を目にしてる先生の助けも必要だよね。

 

・じいちゃんばあちゃんと夏休み

2004.05.30 青森放送

埼玉に住む兄弟が、青森で漁師を営む祖父母の元へ初めて2人だけで帰省。

放送ライブラリーではじめて吹き出して笑ったシーン↓

留守番中の兄弟のもとに、近所のおじさんが訪る。兄弟はつかまえた蛍を見せびらかす。

おじさん「水持って来い」

水を口に含んでブーっ!と豪快に虫カゴの中に吹きかける。

おじさん「こうしないと乾いて死んじゃう」

兄弟ドン引き。 

青森弁も相まってシュールで笑えた。

 

そうそう、ウルトラクイズの展示もリベンジできた。

その場にいたおじさまおばさまが、「すごい!ウルトラハットって固いんだ!みんなに教えてあげなきゃ!」と、キャッキャしていた。

前回鉢合わせた職場の先輩もそうだったように、あの頃視聴者だった人にとってはものすごく価値のある展示なんだろうな。

 

確かに私も、「クイズ!ヘキサゴン」のセットとか展示されたら、興奮しちゃうかも。

放送ライブラリーさん、いつの日かお願いします。