イベントが終わり、ほっと一息お昼ご飯。
午後の仕事は、失礼だが消化試合である。
今日のお昼は、SEIYUのレトルト食品、クリーミーバターチキンカレー。
お味はさすが、みなさまのお墨付き。二重丸どころか花丸だ。同ブランドのマッサマンカレーなど、特におすすめしたい。
主婦のお友だちが、「SEIYUのカレーが1番よ」と教えてくれた。(私はこと食べ物に関しては、"主婦の言うことは絶対"信者である。)
一人暮らしをはじめてすぐ、カレー問題が浮上した。
自炊の基本。みんな大好き、カレーライス。
かくいう私もカレーは大好物。白いご飯が合う母のカレーも、ナンと食べるインドカレーも、大好き。
幼い頃に「ライオンさんカレー」という絵本を読んでもらったその日から、カレーの虜だ。
実家の台所では、いろんなカレーを作った。
自分の好みに忠実な、玉ねぎ多め、じゃがいもなしの甘めカレーをはじめ、牛すじカレー、ほうれん草カレー、大阪カレー...etc
一人暮らしが始まり、調理器具も揃って炊飯器の使い方にも慣れてきた頃も、
すぐに「ようし、カレーを作ろう」と思い立った。
一番安いカレールーを使った、具材の少ないカレーだが、まあご愛嬌。
さあ、記念すべき初の一人暮らしカレーの出来上がり。
わあい、いただきまあす。
...あれっ、なんかこれ、カレーのようでいて、カレーじゃない。
なんで??
安いカレールーだから?
その後、よく煮込んで2日目に食べるなどしてみたが、いまいち美味しくない。
その上、1人では食べ切るのに時間がかかり、あっという間に腐らせてしまった。
洗うのにもこれまた一苦労。
いや、何しろ勝手の違う台所での初めてのカレー。2回目、3回目と経験を積めば美味しくなっていくこともわかっている。
それでも、私はなんとなく察した。
この先カレーはあまり作らないだろうなあ。
玉ねぎをじっくり飴色に炒め、脂の乗ったお肉でコクを出し、お高いカレールーを使い、スパイスを揃える。量も1人用に考慮して、余ったら冷凍。
その気力が、自分1人のためには、どうも湧かなかった。
1人で食べるカレーは美味しくない、なんてナンセンスなことをいうつもりもない。
ただ、カレーを1人で極めるセンスが私にはなかっただけだ。
所詮その程度のカレー好きか、と鼻で笑われても仕方ない。
いいの。今のところは。
たまに、人様が作ってくれた美味しいカレーをいただけたら、それでいいの。
そのようにして、カレーはパンと同じように、私の中で贅沢な食事に位置付けられた。
※パンについてはここでつらつら語っている↓
https://natsunitsuki.hatenadiary.jp/entry/2023/09/06/072319
つい先月も、「私のカレーを食べてください」という幸村しゅうさんの本を読み、久しぶりにカレー欲がそそられ、近所で有名なインドカレー屋さんを訪れた。
マトンとキーマの本格的なスパイスカレー。
今日のように美味しいレトルトカレーをいただく日もあってよい。
カレーとの距離感は、今はこれがちょうど良い。