いろいろあって、文を書くことができなかった。いや、正直に言えば、書きたくなかった。
書きたくない理由は自分でわかっている。
配慮や忖度で、自分の中で表現が規制されつつあるのが心底イヤだからだ。
本音を言えない私の、自由な表現の場であり、秘密基地だから。
その上、書きたくないなら、それで済めばいいのに、そんな自分を「暇があるのに、何で書けないのよ」と責めている自分がいた。
余暇で始めたことでさえ、いつしか"義務"と”プレッシャー”になって、自分を責める材料になり得る。そういう自分の特性は痛いほど知っているが、痛いもんは痛い。
そもそも「なつにつ記」って、なんだっけ。
過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。
ああ、そうだ。
これは日記でもブログでも何でもない。
起きた出来事を辿って、すべて書かなくていい。写真があってもなくてもいい。
誰も見ていなくてもいいし、誰かに見てもらってもいい。
私の自己表現の場だから。
読み手を意識せずに、私が心地よくて、心から好きな表現を文章に綴りたい。
(なんだか、今年の抱負「好かれるより好きになる」に通ずるような、気が)
よかった。
初心に帰れてよかった。文を書くことは私の趣味で、幸せだもん。
これからも”気分の浮き沈み”は付き物だろうけど、またマイペースに、書きたいときにここに戻ってこれそうだ。
下書きに溜まっていた、「義務」や「プレッシャー」をゴミ箱に入れたら、
外はどんより雨模様だけど、気分は晴れやかになった。