ワクワクしすぎて、4時過ぎに目が覚めた。
昨日の夜は念入りにマッサージして、ネイルして、パックして....
デートだよ、もう。
3階だし、彼の視界にうつることないだろうけど。好きな人の好きな歌を聴くなら、1番綺麗な私でいたいじゃない。
さ、せっかく早起きしたし、準備開始。
開演が18時30分だから、夕飯の時間微妙だな〜と思い、2食計画を立てた。
遅め朝ごはんと、早め夕ご飯。これでいこう。
ということで、9時すぎに朝ごはん。
身支度に全力を注ぎたいので、メニューは決めてある。トマトスープの残りと、
以前和菓子屋さんで買って冷凍したよもぎ餅。納豆とごまきなこ黒蜜をトッピング。
よし、段取り完璧。
魚焼きグリルで片面ずつこんがり焼こうね。
ビーーーーッ!!!!
グリルから聞いたことのない警報音が鳴ったと思ったら、3つの餅が火だるまと化していた。
どうやら膨らみすぎて引火したらしい。
オレンジの炎がゴオゴオと燃え、火災現場と同じ匂いのけむりが噴き出す。
いつもの私なら、気が動転して燃える餅を取り出し、落とし、キッチンマットに飛び火させてあわやアパートを燃やすところだった。
だが、今日の私は一味違う。
なんてったって、山下達郎のライブの日だぞ。
餅なんかに台無しにさせてたまるか。
グリルを閉めて、鎮火を待ち、それでも燃えている悪い餅をお箸でぺんぺんと叩く。
ごめんね。和菓子屋の美味しいよもぎ餅たち。
焦げてない部分を少しかじるからね。
美味しいね、許してね。
一味違う私は、落ち込む隙すら見せず、秒速で代わりの朝ごはんを用意した。
こんなこともあろうかと(真っ赤なウソ)仕込んでおいたオーバーナイトオーツ。
餅にかける予定だった煮豆、きなこ、すりごまを生かし、バナナと緑茶を添えて、和スイーツ風に仕上げてみました、どうぞ...
気がきくう。
もはや自分が怖い。さっきまで火災の危機にあった人が朝から甘味食べて一息ついてる。
怖い。でもめっちゃ美味しい。
(余談だけど、煮豆にハマりそう。いろんな美味しい煮豆を食べ比べしたい。)
その後、順調に服選び、メイク、髪セットを終え、11時前には家を出ることができた。
真夏日に逆戻りの今日は、ヴィンテージの夏物セットアップ。(肩パッドは摘出済み)
髪も巻いておろし、80年代ディスコ風。
令和7年をもって休館なんだって。最初で最後になるのかなあ。また当たりますように。
真昼間のホールの中には、もちろん達郎ファンらしき人はいない。
上階のレストラン、英一番館やギャラリーを覗くなどしてみた。
その後、行きつけの英一番街をぶらつき、
これまた行きつけの放送ライブラリーで120分間、贅沢な暇つぶし。
今日見たものと感想をさらっと。
・夕やけニャンニャン(初回)
セクハラパワパラなんでもありの昭和感、生放送ならではのグダグダ感と素人感に苦笑い。
・豚のPちゃん
ある大阪の小学校1クラスが3年間豚を飼育し、卒業前に決断を下す。こういう食育、良くあるけど、単純じゃないと知る。
・岩手の酪農大家族貧乏ドキュメンタリー
頑固親父×大家族×家業モノはつい見ちゃう。
ひと味ちがう牛乳、ぜひ飲んでみたい。
15時前、早めの夕ご飯。
ただでさえ貴重な外食。数日前からあれこれ候補を決めていたが、
結局気分で中華に決まった。中華街はすぐそこ。迷ってる時間も惜しくて、直感でよくあるサービスランチをしている店に決めた。
豚の角煮、最近食べたかったものだから。
950円。ワンドリンクサービス。
味は、よくある中華。でも、いい。メインディッシュはライブだから。
前回、開演ギリギリに駆け込んだ苦い思い出があるから、気合いを入れて、15時すぎには県民ホールのロビーで待機した。
準備を進めている関係者の他、誰もいない。
外のベンチに座っている方々が参加者だとしても、10着以内だなコリャ。
開場は17時。
グッズやCDの販売は16時過ぎから。
側から見ればグッズガチンコ勢だよね。
欲しいけど、チケット代だけで、我慢我慢。
徐々に集まって来る達郎ファンをチラチラ観察しつつ、長い待ち時間を過ごす。
意外と同年代っぽい若者も多いなあ。
ついに開場。
17時30分まではロビーで待機。
やっぱりみんな、グッズ買うのね。
それと、CDか。ニューアルバムもね。
ああ、そうか、アナログレコードも売ってるんだ!リマスター版。
山下達郎にハマった当初から、ずっと欲しかった、「FOR YOU」も、ま、あるよねそりゃ。
ふーん...
いつの間にか4400円支払ってました。
我慢の気持ちはどこへやら。
でもね、嬉しい!嬉しいよう。早くお部屋で針を落としたい、踊りたい。
ライブが始まる前からホックホク。
本当はね、レコード全部欲しいんだから...
でも、焦らない。またご褒美に、1枚ずつ、集めよう。
そんなこんなで17時30分。
もうすでに3階席ショックは薄れてる。
が、実際に席につくと、びっくり!!
大ホールでもこぢんまりしていて、ステージとの距離が思ったより近い。角度が急なので、全体も見渡せる。前回は1階でも後列寄りで、少し見にくかった。
一応双眼鏡は持参したけど、なくても平気くらい!
もう、全力で楽しむしか、ないんじゃない?
いよいよ、あと5分足らずで夢の時間が始まる。この日記を書いてたら、待ち時間もあっという間だった。
続きを書く自分は、ふわふわ酔いしれてるんだろうな。お幸せに!