なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

シーソーゲーム

 

ゆらゆら。ぐらぐら。心が不安定。

このシーソーから、降りたい。

 

「些細な変化を受け入れていこう」と日記に書いた通り、11月後半も変化とともに怒涛に過ぎ去っていった。

natsunitsuki.hatenadiary.jp

暮らしの面でも、仕事の面でも、婚活の面でも、大小様々な変化があった。

そのほとんどが、自分から進んで変化を起こそうと努力したことなので、それは素直に称えたい。やるじゃん、意外と度胸あるじゃん、と。  自分の成長が嬉しい。

 

つい最近も、お酒なんてめったに飲まないけど、出会いを増やすために気になっていた立ち飲みバーへ挑戦しようとした。

常連の方々で賑わう様子に怖気付いてしまって、寸前でやめたけど。

 

ただ、やはり変化は喜び、楽しさばかりではない。少しずつ、時間も心も余裕がなくなってきた。

 

目指していた「些細な変化」にできていない証拠かしら。

みなさんからすれば「些細」でも、私に取ったら一大事になってしまっているのか。

不器用&極端だから、新しい変化に全神経を奪われてしまっているのか。

いや、考えすぎな心配性(不安症?)が、発動してしまっているのか。

 

そのどれもかもしれないなあ...

 

加えて仕事でも、変化、即ち成長や実績がより求められるフェーズになってきた。

仕事に関しては、否が応でも、変化しなきゃだから参っちゃうよなあ。本当は、のんびりとルーティンワークしていたいの...

何を隠そう私は、仕事への情熱や目標、夢というのがゼロに等しいのだ。

ワークライフバランスを、できるなら2:8くらいでやりたい。

でも、頑張らなくちゃ...。

 

そうした中で、ついに一番恐れていた、「読書をする余裕」がなくなりつつある。

空想の世界に浸る暇もなく、現実のあれこれを考えてしまう。就寝前の読書タイムが、考え事タイムにすり替わってしまう。夜に思考の海に潜るのはよしなさいとあれほど…!

 

今何とか読み進めている小川糸さんの「食堂かたつむり」も、目が文字の上をつるつる滑ったり、途中で考え事に邪魔されて入り込めない。

母に勧められた石田衣良さんの「うつくしい子ども」だって、ようやく予約の順番が来たのに、読む余裕が果たしてあるのか...わー!!

 

いや、分かってるんだ。受け入れてるんだ。自分の性格も。

決して前みたいに自分を責めたくないし、こういう自分も愛してあげたい。

分かってるよ。不安なのは、自分にはどうしようもならないこと、起きてもいないこと、勝手な思い込みがほとんどだって。

飛び込んでしまえば、過ぎてしまえば、何でもないことだって。

 

でもさ、でもさ。

 

母にLINEで、そんな不安を打ち明けてみたら、

「フラットな"メインのあなた"の周りには、色んなあなた(変性自我というもの)がいて、過去の色んな経験から、その時々で、その変性自我がずずいっと前に出てくるのよ。今は前に出たいのね。そうやってあなたを守って来てくれたのね。ありがとうね☺

という優しい気持ちで見守ってあげてね。」

「そして無理のない範囲で、次のステージに行ける勇気を出したくなった時に、『今は出てこなくても大丈夫よ、メインの私でやってみるよ。』ってバトンを渡して貰えば良いのよ。変性自我なあなたも、必要があっているのだから、邪険にせず、嫌いにならず、愛でてあげてね。うっふん♥️」

という、なんとも母らしい、心に染み入るメッセージをくれた。

 

そうね。私が私を守ってあげなくちゃね。

 

本当は、このシーソーから降りたい。

感情の揺れの少ない、傷つくことのない平らな地面の上を歩きたい。

 

でも、降りて、すべてを断ち切って元の安定した生活に戻ったって、また、堂々巡りだと目に見えている。夢のためには、望む未来のためには、受け身じゃだめ。それ相応の努力が必要なのだ。

 

夢見る少女の私をおんぶして、待ってないで幸せを迎えに行く。今は、このシーソーに乗り続けなきゃ。

 

だから今こうして、日記を書いている。無理やりにでも「自分は日記を書く余裕がある」と思い込ませたい。心の整理のためにも、書きたい。いつも以上にぐちゃぐちゃな文章でも、自分勝手でも、構わない。

 

うん、何でもない日々を綴ろう。いつものように。

 

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先週、ポストに入っていた身に覚えのない不在票。ご依頼主は、「秋本食品株式会社」。

あきもと、しょくひん....? 秋本食品....はっ、まさか!!!

一瞬にして記憶がよみがえってくる。

 

確かあれは9月のこと。単純に安さを決め手に買った「オモニの極旨キムチ」のパッケージを見ると、キャンペーンの情報が。

www.akimoto.co.jp

なぜかその時気が向いて、応募してみることにした。

まあ、どうせ当たらないだろうな、と思いつつも一応媚び媚びのメッセージも添えて。(キムチは、甘くて酸味が少ないものが好みなので、あながち嘘ではないが)

応募はしたが、その後何の音沙汰もなく、抽選結果の確認方法もわからないので、すっかり忘れていた。

まさか、私が当選するなんて!

お、お米が箱に入っている...!こんなのはじめて...

いざ、オープン....

わァ・・・・・ァ・・・・

無意識にちいかわのようになってしまう。京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」さんの...「神楽」と「翁霞」...?かぐらと、読めない...でも絶対おいしいよう~
※「おきなかすみ」でした。

まだ勇気がなくて頂いてないけど、おすそ分けした母が「うますぎて震えた…なんなんこれ?!うますぎ太郎」と、先程のメッセージと同一人物とは思えない文章で感激していたので、すでにわくわく!

懸賞生活をする方の気持ちが分かった。なんともうれしいサプライズだった。

秋本食品さん、どうもありがとうございます!漬物また買います!

 

続けて先週のこと。お家をクリスマス仕様に模様替えした。

ベッド周りをはじめ、

レコードコーナーと、

キッチンも!

ほとんど100均や300均でそろえたが、奮発して靴下とタペストリーはLAKOLEで買った。山手の「クリスマストイズ」にあるような、ヴィンテージものや北欧っぽい飾り、それからクリスマスマグカップも欲しい気持ちはやまやまだけど...ひとまずね!

記念すべき、初一人暮らしでのクリスマス、気分が盛り上がってきたぞ!

 

そう!それでね、宮崎にいる叔母サン(タ)から、最高のクリスマスプレゼントを頂いたの!!

私のリクエスト、「九州の甘くておいしいめんつゆ」=「高千穂峡つゆ」を贈ってくださった上に、調味料やパンケーキミックスなどいろいろと...本当に、ありがとうございます。

叔母不幸な姪で、何も恩返しできていないのに、「元気に働いて楽しい毎日を送ってくれれば」と、温かく優しいメッセージをくれる、なんとも素敵な叔母様。

 

以前日記で紹介した、叔母様もそう(宮崎に3名の母方の叔母様がいて、今回はまた別の叔母様)だが、

natsunitsuki.hatenadiary.jp

遠く離れた姪のことを気にかけてくれる、それだけで心から嬉しく、有り難い。

宮崎に足向けて寝られないよ...(父方の実家は宮城県なので方向に迷う)

 

さっそく出社前の朝ごはんに、子供のころから大好きな「うまかっちゃん」を頂いた。

ネギと半熟の目玉焼きをのせて。

これこれ、濃厚なのに優しいとんこつ!スープまで一滴残らず飲み干したら、みるみる力が湧いてきた。

 

別の日の朝ごはん。待望の美味しい麺つゆで、これまた九州の美味しい島原手延そうめんを頂く。11月の寒い朝だって食べるよ?夏まで待てないもん!(つゆは温めました)

ん~!!これ、これ!!豊かな椎茸の風味。この甘味は蜂蜜なのね!ストレートなのにしょっぱくない、美味しい!

もう業務スーパーの激安めんつゆには戻れないよ…

 

…こうやって、私の心がどんなに乱れようとも、どんな私も見守って応援して愛してくれる人が確かにいる。

その事実だけで、シーソーに乗り続けられる。

様々な変化を経て成長した私の姿を、楽しみにしてくれる人のためにも。

 

それから、私がどんなに変わろうが、焦ろうが、日常はいつものんびりとそこにあるってこと、当たり前だけど忘れたくない。

引き続き継続中の「よかった探し」は、そのためにあるんだな。

 

スーパーのまんじゅうを見て思わずつられてニッコリしたり、

卵かけご飯にぞっこん中の私が追い求める、理想のお醤油に出会えたり。

食つながりでいえば、前回散々な結果だった、大戸屋風”鶏と野菜の黒酢あん”も、見事リベンジを果たすことができた。

前回の反省を活かし、本家レシピの味付けを真似したら、見事似た味になった!

cookpad.com

わざわざリンゴ酢を買ったかいがある。具材や手順を変えても美味しい!これから何度も練習して十八番レシピにしていこう。

食に関しての向上心と粘り強さは我ながらあっぱれ!

 

 

いつの間に12月になり、本格的に冬が始まる。

昨日、LAKOLEで、ずっと目をつけていたニット帽を思い切って買った。

雪ん子うさぎみたいで、かわいい...耳もあっためてくれるね。2月の初一人旅が実現したら、絶対持っていこう。

 

ああ、でもなにより今は、年末が待ち遠しい。

この不安定な心の元祖安全基地、実家に帰れるから。母のお雑煮や、豚の角煮や、おニューのせいろを使った蒸し料理も楽しみだ。

 

それから、親友Aちゃんと、会いたい。

会って、話したい。彼女の変化を、私の変化を。

 

「寒くなると人恋しい」なーんていうけど、決して誰でもいいわけじゃない。

この冬は、会いたい人と会おう。

 

いや、この冬に限らず、これからはずっと。

これまで、無理して人に合わせてきた自分から、変わろう。

不安から一刻も早く逃れたいからって、焦ったり、自分の気持ちを見て見ぬふりするのはやめにしよう。たった一人の私を大切に愛そう。

 

 

怖いよね。怖がっていいんだよ。

 

そう自分に語りかけ、不安定なシーソーに乗り続ける。

私と、みんなに見守られながら。

ゆらゆら。 ぐらぐら。

 

 

ゆらゆら。 ぐらぐら。