なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

最近の私 Dump

 

「あーたいへんだ。」

 

このところ、私の中のプーさんがそうつぶやくことが多くなった。

ついでにいうなら、「どどどどうしよう」とピグレットも慌てふためいている。

 

師走。「お坊さんが走るほど忙しい」という俗説の通り、例にもれず私にもその波はやってきたらしい。

仕事に、プライベートに、自分の心身のコントロールに...常にやる事がある感じ。普通なら「ありがたいことだ」と感謝するべきだが、私はそうもいかない。

耳タコかもしれないが、とにかくゆとりと余裕のある、素朴で刺激の少ない生活が第一なので。

 

昔はスケジュールを一つ埋めたら、前後は空白にするのが常だった。休日のどちらかは人と会い、一方は家でのんびり過ごす、という風に。

なので、大変恐れ多いが、空いていても誘いを断る事も多かった。(嘘をついてでも)

そのせいか狭く深くの交友関係しか向かず、友達がなかなか増えないというデメリットもあった。

 

しかし、今はだいぶ柔軟になった私。まだまだ"フッ軽"には程遠くとも。

特に一人暮らしを始めてから、断然、家にいるより外に出ている時間の方が多くなってきた。(実家が快適すぎたのもある)

もっぱら一人行動だが、新しい場所やコミュニティーに一人で飛び込む度胸がだいぶ身についている。外に出て、いろいろな経験を絶賛積んでいるのだ。

なので今の私は、自分史上一番忙しい...いや、充実(いい言葉!)しているといっても良い。

 

そんな中でも、前回の日記で危ぶまれていた「本を読む余裕」は無事確保しているが、「日記を書く余裕」は正直後回しにされている。

前回の日記が12月1日。ブログではなく、あくまでも日記なので、できればコンスタントに私の日常を記したい。突然結果を見せるのではなく、過程や葛藤も残せるのが日記の醍醐味だと思うから。

しかしだ。私の日記は回りくどく長い上、曲がりなりにも文にこだわってしまうので、余裕のある時でないと書けないジレンマ...。

 

どうせ自己満なんだから、もっと手軽に、書ければいいのに..

…あっ、じゃあ、こういうのはどうだろう?

題して、「日記Dump」!!!

 

「Photo Dump」というスラングがあるのをご存じだろうか。Instagramではよく見かける言葉。「photo」はご存じのとおり「写真」、「Dump」は「捨てる」「放出する」なので、この2つを合わせると“写真を放出する”=撮りためた写真をまとめてSNSに投稿するという意味になる。

意味のない、他愛のない写真を、この言葉と共に雑多に投稿するのが若者の間で流行っているらしい。

 

「日記Dump」...うん、文を構成する暇はないけど、書きたいことはいくらでもある私にぴったりじゃないかしら!

 

ということで、脈絡もなにもない、「最近の私の出来事/思ったこと/気づいたこと」等々を綴っていくので、あしからず。

 

とりあえず、サザエさんのタイトル風をば..

 

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「私  姉が恋しい」

現在ドイツの大学院に留学中の姉。大変充実した忙しい日々を送っているようで、連絡はSNSで極まれにするくらい。そもそも頻繁に連絡を取り合うタイプの姉妹でもないし、時差の関係で電話も難しい。

それでも、最近無性に、姉に会いたくなる自分がいる。多分、3月に一時帰国することを知ったからだ。私にとって姉とは、いつも自由に飛び回る神出鬼没の存在で、「会えたらラッキー」くらいの気持ちでいたので、いざ現実味を帯びると、無性に恋しくなったんだろう。

 

会いたい、というより、会って話をしたい。

今なら、対等に、姉といろんな話ができる気がする。

やはりというか、姉も秘密主義なとこがあって、特に妹の私には、昔から聞かない限りあまり自分のことを話してくれなかった。

それに加え私も、「姉と私は違う」「どうせ私は」と、一種のコンプレックスがあり、あきらめているような部分があった。

姉というのは、いつも私の一歩先を歩くものだから、対等に話せないのは仕方ないのだと。正直、姉に対しても臆病というか、傷つきたくなくて気を使っていた。

でも本当は、母にそうするように、姉にも親友のように何でも話せたらいいな、とずっと思っていた。姉は違う考えかもしれないが、私はそう望んでいた。

 

今の私なら、それができる気がする。自分の弱さも強さも受け入れて、少しは自信をもって姉と自然体で話せる気がするのだ。姉は私にないものをたくさん持っているが、私も姉にないものをたくさん持っている、とようやく気が付いたから。

話したいことも、聞きたいことも、したいこともたくさんある、

そんな世界でたった一人のお姉ちゃんに会える、3月が待ち遠しい。

 

「私  マッチングアプリ退会」

...なんていうと、ついに恋人ができたみたいだが、そういうわけではない。

勇気を出して1カ月続けて、わずかでも素敵な新しい出会いがあって、もう充分よね、と満足しただけ。私は何人もの方と交流できる器用さも心のキャパもないので、それだけでもう十分。

ありがたいことに、退会してもそのご縁は続いているから、この先は自分の素直な気持ちに任せたい。前みたいにお相手の気持ちを優先するのはやめる。

少なくとも、性別関係なく楽しく過ごせる友人が増えたのだ。友達作りを目的にはじめてアプリをした時に、友情どころか誰1人として心を開けないまま、逃げるように退会した時とは天地の差だ。(その時も1カ月でやめた)

 

引き続き、外に出ていろんな交流や経験を積んで、自分自身も成長しよう。自分を大切にしながら、ゆっくりのんびりね。

 

「私  1人立ち飲みバーデビュー

ついに!前回の日記では躊躇して入れなかった、立ち飲みバーデビューを果たすことができた。

お邪魔する瞬間はドキドキだったし、注文や会計のシステムも、見様見真似だったが、常連の方、そしてマスターさんが優しく迎え入れてくださって安心した。

まず一杯目に、唯一漢字が読めた日本酒「天明」を頼んだ。(日本酒好きのマスターさんがやっていることもあり、種類も豊富だった。)

ポテサラ、甘辛いたれのから揚げをつまみに頂いたのち、銘柄は忘れたが「甘くて濁っているやつ」で2杯目。このあたりから常連の方々と、初対面とは思えないくらい打ち解け、自分でも意外なほど楽しくお話しできた。

店は大人気で、入れ代わり立ち代わり様々な方が出入りし、狭い店内が混み合う中、もう少しこの場にいたくてつい3杯目の日本酒を頼んでしまった。宮城の.....なんだったっけな、後味がピリリとしたお酒。

 

気づけば、新入りの癖に、19時頃〜23時ちょっと前まで、長居してしまったので、「ごちそうさまでした、またきます」と言い残し、慌てて店を出る。

さすがに日本酒3合は飲みすぎたようで、千鳥足というのを初めて体験した。家が近くてよかった....。

何度も通いたい居心地の良さだったが、以下の教訓を胸にしっかり刻んだ。

ウイスキーや焼酎など、糖質の低いお酒を嗜む程度に。"やわらぎ水"もちゃんと飲む。

◎やはり喫煙者が多いので、長居はしない。

 

でも、勇気を出してよかったな。まだまだ慣れないこの土地に、顔見知りというか居場所ができたようで、嬉し楽しい夜だった。

 

「私  自炊を通して食の好みを知る」

一人暮らし&自炊生活も10カ月目に突入し、「無理せず楽しく美味しくつくる」というルーティーンがだいぶ板についてきた。

レトルト、冷凍、時短や目分量といった、以前の完璧主義な自分なら許せなかったことをうまく活用できている。

ここで、最近のリピートご飯を3つご紹介!

①納豆/卵かけご飯...ご飯の量に対して卵液が”ひたひた”くらいが好みなので、ご飯の半分を納豆で食べ、半分を卵をかけて食べるのが今のこだわり。相変わらず牡蠣醤油がお気に入り。あと塩昆布。

②生春巻き...最低週一のペースで食べている気がする。巻き寿司のように一つ巻いてはたべるスタイル。具材は葉物野菜とサラダチキンはマストで、日によってカニカマ、にんじんラペ、アボたく(アボカドとたくあんを混ぜて味付けたもの)を巻く。ソースはスイートチリソースで。そろそろパクチーも欲しいなあ。

③炊飯器レシピ...さつまいもご飯、カオマンガイ、ケチャップライスなど、味付きのご飯を炊飯器で大量に作ってストックしている、

白ごはんだけだと飽きるし、お弁当には味気がないので。炊飯器の無限の可能性に毎度感動している。

 

「私  女の子って楽しい

最近、メイクもヘアセットもファッションも、ボディメイクも楽しい。

といっても、もっぱら会社へはノーメイク&適当服だが、完ぺき主義にはオンオフの切り替えが必要なので許してほしい。その分、休日のおでかけに思う存分おしゃれするのが楽しみというか、趣味になっている。

 

メイクは、20歳を超えてからきちんとやり始めたこともあって、歴が浅い文まだまだ新鮮で楽しい。特に最近は眉毛の重要さを実感している。もともと自眉がしっかりあるので、それも活かしたいところ。髪が明るくなった分、眉マスカラで色を変えてみるなどしている。セルフで整えるのも慣れてきたが、また眉毛サロンに行ってみようかな~とも思う。

 

すっかり伸びた髪も、ヘアアイロンを練習しながらいろんなアレンジを楽しんでいる。そうそう、心配していたカラーアレルギーも全く出ずに1カ月経過した!

ということで、さっそく次に試したいカラーを考えてわくわくしている。

 

ボディメイクは、「バランスよく食べて動く」という当たり前だけど大事なことをずっと続けている。週1.2回の運動も、半年以上たち無理なく習慣化している。大好きな「食べる」という行為を、今はほとんど制限なく楽しめている!

せっせと貯金したお金で再び医療脱毛も契約したし、引き続きボディメイクも頑張って、2024年の夏こそ、ビキニデビューだっ!

 

「私  まち歩きガイドツアーに参加する」

職場でチラシを目にしてからずっと気になっていた「横浜まち歩きガイドツアー」に満を持して参加することができた。

快晴の中、ちょうどイチョウの黄落も見頃で、最高の散歩日和だった。

平日の午前中のツアーなので、案の定というか、私が最年少で、50~80代くらいのおばさまおじさまと共にてくてく着いていった。

普段一人で歩いているルートをガイドさんの解説付きで巡れる上、ホテルニューグランドコンシェルジュさんや、シーバス、マリンルージュを運営する横浜クルージングの広報さんが、営業も兼ねてお話を聞かせてくれた。

ホテルニューグランド、一度レストランだけでも入ってみたいのよねえ。横浜市民にとっては、憧れのウエディング会場なんだって。

マリーンルージュも、サザンの歌を聴いちゃったら一度は乗りたいよねえ。

ガイドさんの豆知識だけでなく、参加者の皆さん横浜市民なので、穴場スポットを色々と共有していただいたのも嬉しい収穫だった。

仲良くなったおじいちゃまが、私がいつも行く図書館の穴場ランチスポットを教えてくれたの、やった!

 

「私  佐藤まどかさんが好き?」

児童書、そしてヤングアダルト小説(ティーンズ小説ともいう)をもっぱら好む私。

中でも最近、佐藤まどかさんのYA小説を多く借りていることに気づいた。

www.madoka-sato.com

イタリア在住の作家さんで、元プロダクトでデザイナーの佐藤さん。

だからか、どの本も表紙のデザインがとっても素敵で、思わず「ジャケ借り」してしまう。文章も、おしゃれでさわやかで、さっくり読める。

出会いは4年前に読んだ「一〇五度」で、今年になって「スネークダンス」「カフェ・デ・キリコ」と続き、つい最近「世界とキレル」を読了した。

引き続き、YA小説作家さんを知っていきたい。

 

 

 

…さあて、来週の「なつにつ記」は?

 

私です。先日、片栗粉をキッチン下の戸棚からとろうとしたら、蓋が緩んでいたのか全てキッチンマットの上にぶちまけました。時刻は夜の22時でした。掃除機もかけられず、外でマットをはたきました。

 

さて次回は、

「私  初めて国立科学博物館に行く」

「私  転職を考えはじめる」

「私  初1人クリスマス」

 

の3本です。

来週(は無理だろうけど)もまた、みてくださいね!

ジャンケン、ポン!

うふふふふふ

 

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ふう。

私の中のプーさんとピグレットも、すっかり落ち着いた様子。

目覚めた時、最初にどんなことを考える?

 

日記 Dump、我ながらいいやり方だなあ。サザエさん風は二度とやらないけど。

こうして、自分の機嫌は自分でとっていかなきゃね。忙しさも、余裕も、結局は自分でつくっているものだから。

 

溜まってきたら、またDumpしにこよう。

あーたいへんだ。