なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

一息つこう。

 

一週間ぶりの日記だ。

 

忘れていたわけでも、書くことがなかったわけでもない。 

この一週間、久方ぶりに大学時代の友達と集まったり、実家に帰ったり、比較的充実していた。

 

だからかもしれない。

最近あった出来事を、友人や母に話して消化することができたので、日記に改めて書こうとならなかった。

単に忙しかったこともあるが。

 

この先、忙しさに追われて日記を書く余裕と暇を自分に与えられないのはごめんだ。

本を読む余裕と同様に、心からほしい。

特筆すべきことがなくたって、なんでもない私の暮らしを記していきたいもの。

 

 

だから、このへんで一息つこう。

 

 

睡眠不足が続いたので、今日の休みは、丸一日家の中でゆっくり過ごすことにした。

 

ここしばらく、外食と食べ過ぎが目立ったので、バランスよく和朝食を頂く。

母から教わった通り、無洗米を炊くときは水の量を多くすると、冷蔵ストックしても固くならずに済んだ!

知らずに9ヶ月もの間硬い米を...と嘆くネガティブな自分をなぐさめる。

余った塩鮭は鮭マヨおにぎりにして明日の昼食に。こうやって毎日、明日の楽しみをひとつでも作るのが生きるコツさ。

 

お腹も膨れ、お日柄も良いので、ついに衣替えに着手。 

といっても、それほど時間はかからない。

我が家は狭い割に衣服の収納スペースだけは余るほどあるので、出し入れもスムーズなのだ。

二の腕がほっそりしたらね...もういいかい、まーだだよ...と、この夏ほとんど袖を通さなかったノースリーブスたちも丁寧に畳んでしまう。

 

冬のおしゃれも、大好き。

骨格的に着膨れしちゃうけど、母と選んだ素敵なタイトスカートが助けてくれるはず。

 

やることやったら、とっておきの幸せ時間。

70名以上の予約待ちを経て読む、母おすすめの「マカン・マラン」

ドラマ化しやすそうな小説は、面白いことには間違いないが私の趣味ではないことに最近気づいた。

主軸となる人物や舞台はそのままに、章ごとに主人公が変わるスタイル...とでもいうべきか。

 

没入感・共感を読書の醍醐味としているので、章が変わるごとにリセットされたような気分になってどうもいけない。

(ドラマは、一週間おいて次の話を見るわけだから、いいのかもね)

現実世界では安定とルーティン大好き人間だが、本の中くらいは刺激や変化を求めたいのかもしれない。

昔、学校の1クラスを題材にした児童書で、約30人の生徒分のチャプターを読んだ時など、どっと疲れた。

 

決して、待ち時間と比例してハードルを上げたからではない。

ただ、予約順位が上がるたびに謎の興奮を感じたのも、今私の後ろに70名の行列がある事実に慄いていることも確かだ。

 

開いた本を顔にのせ1人うとうと眠り、空腹を感じて起きあがる。

 

そうめんを茹でていたら、呼び鈴がなった。

実は朝からずっと、今か今かとその音を待っていたのだ。

 

送り主は、以前カレーを頂いた宮崎の叔母様。なんと続けて、宮崎の美味しいものを送ってくださったのだ!!

ほわ〜あ...どれもこれも美味しそう...

空飛ぶ玉ネギ!?わ、とんこつラーメンなんて何年も食べてないから嬉し..かつおとふりかけはお弁当のおにぎりに!...この味噌絶対私好みだ...わ〜どうやって使おうか迷っちゃう!!

気分は最高!!

と、頭の中はうきうきパラダイス。

 

初めて目にするものばかりだが、何を食べても"てげうまい"宮崎産だ。美味しいに決まってる。

 

本当に、わざわざ、ありがとうございます。

大事に大事に、いただきます。

 

といいつつ、我慢できずに青島せんべいをおやつにいただく食いしん坊な姪であった。

 

ホクホクと仕送りを眺めながら、これまた頂き物の島原手延べそうめんをすする。

みなさんから頂いた栄養で毎日生きていること、お分かりいただけだろうか。

(自分1人だと朝ごはんのような献立ばかり)

業務スーパーの1番安いめんつゆでは、お高いそうめんも台無しなので、手作りつゆで。

 

私好みの椎茸出汁が効いた甘めつゆを目指したが、まだまだ追い求めなきゃだ。

 

 

一日引きこもって怠けた体をエクササイズしたのち、「翔んで埼玉」を見返しながら、ゆっくりシャワータイム。

仕事後だと、遅い時間で近所迷惑にならないように(ドライヤーの音も含む)さっさと行水程度なので、休日ならではで嬉しい。

 

夕食は、さっぱりとこってりが一度に叶うコブサラダ。

はー、幸せ。休みって幸せ...。

 

そうして今、音楽を聴きながらゆっくり日記を書ける幸せを噛み締めている。

 

一息つかないと、ただでさえ呼吸が浅い私は生きづらいから。

 

 

この頃、仕事の方も忙しくなってきた。

元から増やそうと思えばいくらでも増やせる仕事だが、どうにもそのやる気が私にはなかった。

 

ルーティンワークをこなして、誰にも迷惑をかけず、平穏無事に日々の仕事をこなす。

 

それでいいじゃないか、そう考えていた。  

 

でも、"変化は必ず成長につながる"のだと、信じざるを得ないこの頃。

 

人のふり見て、なんて生意気だが、自己流を変えずに周囲から孤立する人の姿を目の当たりにしているかもしれない。

 

あるいは、もうすぐ来られる新入社員の方の研修担当を任されたこともあるのかもしれない。

自分が会社の一員だという自覚がようやく、少しずつ、芽生えて来た。

 

でも、それでもやっぱり無理はしたくない。

お金のために仕事は頑張るけど、変化と成長をなるべくし続けるけど、ありのままの自分で働きたい。

 

一息つけなくなったら、終わりだ。

 

全く仕事のことを考えずに、こんな休日を過ごせるくらいじゃないとね。

 

さあ、ベッドに入って「マカン・マラン」の続きを読もう。

深く息を吸って吐いて。

起きたら明日も仕事へ向かう。

 

お弁当には鮭マヨおにぎり。

明日の私が一息つけるように。