なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

次の一手を探して

 

波乱の2024年の幕開けである。

 

私はといえば、五体満足かつ平穏無事に、

愛する家族と、穏やかに新年を迎えることができた。

 

実家で思う存分くつろいで、普段は口数の少ない父とたくさんおしゃべりできて、

母の美味しい手料理もお腹いっぱい食べられて。

Aちゃんとも久しぶりに地元で会えて、たくさん元気をもらった。

 

恵まれた、幸せな環境にいる、はず。

間違いなく。

 

…にもかかわらず、なぜ今これほどに「行き詰っている」感覚に悩まされているのか。

何か現状を打破しないと何も変わらない、堂々巡りの迷路にいるような、焦燥感。

 

一体全体なんなんだ、これは!

 

助けを求めるべく、今こうして、日記に「現状の自分」を整理しに来た次第である。

新年一発目の日記がまさかこうなるとは、不本意である。遺憾である。

「好かれるより、好きになる」という抱負に集中したかったのに。

 

でも、紛れもなくこれが今の私だ。

 

あれかな、約9日間も、実家というぬるま湯に長くつかりすぎてしまったからかな?

一人で、外気温とほぼ同じ寒さの1Kでsurviveしていた感覚が取り戻せないのかな?

 

いや、確かに実家は居心地がよく、私にとっては三ツ星ホテルくらいの贅沢さだった。

しかし同時に、家族であろうと、人の機嫌やペースに影響され、気を遣うのも確かで。

自由に、自分だけのペースで暮らせることは、同等かそれ以上に贅沢だと改めて実感した。実家での幸せな思い出と、正月太りを見事に体現したマイボディをおみやげに、また、素朴で心地よい暮らしに戻れたのはむしろ悪くない。

 

てことは、やっぱり、仕事かな?

昨年末から無性に「転職したい欲」に駆られていた私だが、年が明けたことで、なおさら心機一転やり直したい気分に駆られている。

休暇前は「もう少しで休みだから」と耐えられていた心労や責任が、休み明けの怠け切った体にはハードなんだろう。

 

それから、仕事だけじゃない。交友関係もそうだ。

「近所に友人や居場所ができたら」と、先月は毎週立ち飲みバーに通っていたが、年が明けて急におっくうになってしまった。

 

理由は以下だと自分ではよくわかっている。

・案外自分がお酒に強いことは分かったが、別に好きではないこと。(基本水しか飲まない)

・たばこのにおいが苦手なこと。(衣服に匂いがつくのも嫌)

・気の合う常連さんと必ず会えるとは限らないこと。(日によって肩身が狭い)

 

「常連にならなきゃ」とか「お酒好きだと思われなきゃ」とか、勝手に背伸びして無理したのもよくなかったんだろう。

とにかく今は、「また行きたいな」と自然に感じる時を待とうと思う。

ただ、全く後悔はしていない。今は、いろんな場所に飛び込んで経験を積む時期だと思っているから。これまで殻に閉じこもってきた自分は、少しずつでも成長している。

 

しかし、休日の楽しみが減ったのも事実。また一から、交友関係を広げる作業を始めなければいけないようで、気が重い。

でも、何か行動しなきゃ、この「行き詰り」から抜け出せないようで。

しまいには一人でいることに慣れすぎてしまいそうで、それはそれで怖いし..

 

考えれば考えるほど、迷路は複雑化していく。

 

こんなときは現実逃避をするに限る。

Netflixで「ブラッシュアップライフ」を見終えたのがつい最近のことで、今度は「VIVANT」を流行に遅れて見始めた。

世間の評価通り面白いし、大好きな堺雅人さんを堪能していたら、あっという間の10話だった。ハラハラドキドキ、どんでん返しの連続で。

 

次は何を見ようかな。

そろそろ本も読みたいな。

小学生の私が、ズル休みして図書館に向かったように、大人の自分にも現実逃避は不可欠だ。

 

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自分について新たに分析できたことがある。

それは、「"今"にフォーカスするのが苦手」であり、「過去の失敗や未来の心配事ばかりにとらわれてしまう」ということ。

 

「今が楽しけりゃそれでよくない?」と口にする人たちを、10代の頃から嫌っていたのは、自分がそうなれない、そんな嫉妬心の裏返しらしい。

 

裏を返せば、「先々を見越して行動できる計画派」となる。父もそうだが、何事も先手を打って、計画を立てるのは確かに得意だ。無意識に、先々のことを考える癖がある。

 

しかし、計画を立て続けるということは、

絶え間なく自分に緊張、プレッシャーをかけている状態が続くということでもある。

今、本当に自分が「したいこと」や「ほしいもの」を無視し、「こうしなければ」「こうするべき」ばかりに縛られてしまう。

 

どうしようもないほどの、この不安や焦燥感は、"今"の自分に対してではなく、未来へのものがほとんどだ。残りは、過去の自分への後悔や反省。

 

さらにいえば、それは自分の努力で変えられないことがほとんどで、他の人の気持ちや行動を勝手に想像して、勝手に不安になっていることがほとんど。

 

そうか。

これが、「行き詰まり感」の正体だったんだ。

 

...ああ、こうしてまた自分を一つ理解する度に、不甲斐なく思うし、なんとかしてそんな自分から抜け出したい気持ちに駆られる。

 

本当は今を楽しみたい。一度しかない今を。

 

でも、私よ、大丈夫。

こんな時こそ、「好かれるより好きになる」だ。そんな完璧じゃない自分を、好きになってあげよう。他人の気持ちを推し量らず、自分の気持ちを優先してあげよう。

 

最初からうまく行かないだろうけど、何度も失敗して、少しずつ癖をつけていこう。

 

 

現状を打破する、次の一手は、どこにあるんだろうと、ずっと探していた。

 

でも、見つからなくてもいい。

現状の自分を、好きになってあげよう。

 

そこから初めよう。

 

そうだ、私の2024年は、まだ始まったばかりだ。