安心してほしい。
いくら早起き大得意だからといって、
流石に明け方からみなとみらい観光はしない。
今日は、朝ランニング、朝ランなるものをするためにこの地を訪れたのだ。
8月の中頃からお試し中のランニング。
週1回でも走れたら偉いね、というゆるいスタンスで今のところやっている。(でないと、また自分に枷をひとつ増やしてしまう)
仕事日の場合は夕食後、休日の場合は朝食前に30分程度。音楽を聴きながら、たまに歩きながら、自己流に走る。
いつもは近所の公園か、見知らぬ団地の周りをぐるぐると外周する。例によって、今朝もどちらか一方に向かうはずだった。
しかし、なぜか4時半過ぎに目覚めてしまったことが事のきっかけとなった。
元々、朝ランの場合、涼しくて日も高くない早朝に走るが、早くても5時半くらいの起床を予定していた私。
(まだ外真っ暗...)
しかしそこで、覚醒してない頭にしては冴えた考えが浮かぶ。
そうだ!いつかはしたいと思っていた、憧れの"みなとみらいラン"を決行しよう!
ということで、みなとみらい朝ランからはじまる今回の休日。
始発の電車に乗って、桜木町駅に到着。
そこから山下公園まで行き、折り返して桜木町に戻る、というコースで、1時間ほどのランニングをして汗を流した。
...結論から言うと、みなとみらいランは今回で充分だと感じた。
もちろん、ロケーションは言わずもがな最高だった。日本丸や大桟橋、赤煉瓦が朝日に照らされる様子は、壮観だった。
歩道も広く、美しく整備されたこの地区は、絶好のランニングコースで。早朝から多くのランナーで賑わうわけだ。
単純に、私に向いてなかっただけ。
なぜなら...
一つ、近場といえど電車にわざわざ乗ってランニングするほどのやる気がない
二つ、広すぎて落ち着かない、ハムスターのようにぐるぐる回るのが性に合ってる
三つ、海沿いは遮るものがなく日が眩しい
四つ、なんか足が痛くて半分くらい歩いた
多分4つ目が紛うことなき本音なのだろう。
私ったら、あれこれ理由をつけて自分の落ち度を誤魔化すところがある、困ったさん。
ま、とにかく、良い思い出になったことだし、
これからは、「ええ、ランニングしてるんですよ。場所ですか?みなとみらい...とか、はい」
とカッコつけても、ダウトを唱えられる筋合いはない。
早起きしたおかげで、まだ1日は始まったばかり。一度帰宅して朝食を食べてから、改めて桜木町へと向かう。
そう、お決まりの休日コースだ。
図書館で予約本を受け取る。
開館直後は、どこか空気が澄んでいて、好き。
そして、放送ライブラリー。
自分で言うのもなんだが、そろそろ顔を覚えられてそうだ。(他の利用者はほとんどがシニアの方なので、なおさら)
どういう意図か、カウンターのお姉さんから、
「学生さんですか?」と尋ねられたので、
慌てて「違います」と答えた。
(平日の午前中から利用する社会人女性は、滅多にいないのだろう。)
それでは、今日観た番組をご紹介。(もはやコーナー化しつつある)
1.「焼き芋夫婦の鎌倉冬物語」
山形放送 2007.05.26
これが本当に素敵で心温まる名作だった。
ちょうど焼き芋をテーマにした日記を下書きしているので、今度、おりいってご紹介したい。
2.「生きる力をいただきます 〜命をはぐくむ食育のいま〜」
長崎文化放送 2007.05.21
長崎県職員から農家を経て、食育をはじめ様々な活動を行う吉田俊道さん。
食育の仕方も、発する言葉も「いいな!」の連続だった。
特に、「美味しいな!と思うことが多い人は、生きよう!と思うことが多い人」と子供たちに語る姿には感銘を受けた。
幼稚園で野菜を育てて、カレーを作ったこと、今でも覚えてるもんなあ。
なんでもすぐ手に入るのに、なんでもすぐ捨てられる現代で育つ子供達は、どんな食育を受けているのかな。
前回、豚のPちゃんの食育番組を観たが、教師のエゴで複雑にしなくとも、野菜も命と捉えてシンプルに学べるこっちの方がいいな、
と、つい比べてしまった。
こら、生意気だぞ。
せっかくなので、吉田さんおすすめの食習慣17箇条を、ご一緒にチェックしませんか。
1.旬の野菜を食べる 2.根菜類は皮ごと食べる
3.野菜の葉も食べる 4.「生長点」も食べる
5.元気な土で育った野菜を 6.海藻を食べる
7.食事の半分はご飯 8.朝は和食を
9.煮物、あえ物を食べる
10.梅干し、たくわんなどを食べる
11.喉が乾いたら水やお茶 12.雑穀を加える
13.間食をしない 14.30回以上噛む
15.心から感謝する 16.調味料も選ぶ
17.砂糖や塩も天然のものを
いかがでしたか?現在の私は、自信をもって習慣と言えるのはたった7つ。
吉田さんによれば、全てでなくてもどれか3つでも続ければ、よい変化があるそう。
番組で生徒たちも、「基礎体温が上がった」「勉強に集中できるようになった」と言っていた。
気になった方はぜひ、吉田さんが代表をお務めの"NPO法人大地といのちの会"へ。
https://daititoinotinokai.web.fc2.com
NHK 1986.12.11
普段から買い物や食事で大変お世話になっている野毛について、もっと知りたくて。
今でこそ「飲みの街!」「せんべろ!」のイメージだけど、戦後闇市となって、市民を支えてきた歴史ある町だものね。
鯨のごった煮(残飯シチューともいう?)、今食べたら高級料理かも。
かもめ座、今はもう、幕を下ろしたのね...
ジョンフォード監督に陶酔するおじさまと、ピカピカに磨かれた金の手すりに、お会いしたかった。"心に残る映画"ってやつを、観てみたかった。
野毛の山からノーエ 野毛の山からノーエ 野毛のサイサイ
山から異人館を見れば 鉄砲かついでノーエ
鉄砲かついでノーエ お鉄砲 サイサイ
オッピコ ヒャラリコ ノーエ っとな。
この踊りも覚えて、野毛の街で舞いたい。
個人的に、野毛柳通り、風情があって好き。
揺れる柳と、提灯と、大岡川と。
ん〜〜今日も良質な番組を堪能した。
時刻は12時。さあ、お昼ご飯だ。
なんと今日は、おにぎりピクニックではなく、優雅に外食なのよ。へへへ。
馬車道を通ると、サラリーマンやOLの皆さんもランチに繰り出していた。
私はその風景を観察するのが好きだ。
だって、「その土地のうまいものを知りたいなら、その土地で働く人に聞け」って言うでしょう。(今考えた言葉)
働いたらうまい飯が食べたい。だからと言ってあれこれ迷えば食いっぱぐれる。
そんなみなさんが選ぶ店が、気にならないわけないじゃない。
そんなわけで私は、賑わっている店や待ち列がある店を、めざとくチェックするのだ。
そして、今日も収穫が。
南インド料理、ボーディセナ。
サンバルもラッサムも、何かわからないけど絶対美味しいに決まってる!
店内は満席大繁盛で、店員さんも素敵な雰囲気。
うふふ、また行きたいリストが増えた。
カレー欲がそそられたが、わたしが目指す場所は既に決まっている。
そう、今日私が頂くのは韓国料理。
....いや、韓国料理ではないか。
韓国の中華料理? ん? ありゃ?
首を傾げてる間にお目当ての店を発見。
南大門 ナンデムン?
ネットには「少し入りずらい」などと書いてあったが、すでに孤独のグルメ道を勢いよく進む私は、躊躇なく暗く細い階段も駆け上がる。
THE・韓国オモニに出迎えられたこともあるが、家庭的で安心感のある食堂だった。
席に着き、一応メニューをチラリと見るが、既に何日も前から注文は決まっている。
「チャ..ジャジャン麺ください」
「네」(はい)
危なかった。予習しすぎて「チャジャンミョン ハナ ジュセヨ」と口に出すところだった。ここはあくまで、日本のコリアンタウン。
ジャージャー麺、韓国語でチャジャンミョン。
中華料理のジャージャー麺から派生した麺料理である。ジャージャー麺が主に甜麺醤を使用するのに対し、チャジャンミョンではチュンジャンを用い、韓国人の好みにあわせて油気や肉が減らされている。味付けも、中華料理のジャージャー麺が塩辛い味付け、日本式のジャージャー麺が甘めでピリ辛の味付けであるのに比べると、チャジャンミョンは甘い味付けのことが多い。韓国の中華料理においては、チャンポン、タンスユク(糖醋肉 / 糖水肉)と並ぶ代表的な存在となっている。
これを、もう、ずーーーっと食べてみたかった。
韓国ドラマや韓国Youtuberのモッパンを見る方なら、誰もがそう思って然るべきではないだろうか。
あの黒いたれ、モチモチしてそうな麺。
イカ墨パスタや黒ゴマ餡など、黒い食べ物に目がない私の心を、捉えて離さない気になる存在。
チャジャンミョンとセットでよく食べられているタンスユク(韓国式酢豚)も頼みたかったけど、単品小でも1500円なのでやめておいた。
そもそもこの店に来れたのは、日本では割高な韓国料理を、ランチ880円でいただけるからなのだ。タンスユク...いつか...タシマンナ(また会おう)
そういえば、アレンジばかりで、本場の炸醤麺(ジャージアンミエン)を食べたことないよなあ。盛岡じゃじゃ麺も、好きだけどね。
中華料理って懐が深いなあ...
オモニは薄めた緑茶(のようなもの)が入ったジョッキを私に届けるや、
常連客っぽいおじさまの向かいに座り、韓国語でおしゃべりタイム。
料理を待つ間、受け取った本をさっそく開く。
この本とは、図書館の展示コーナーで出会った。
区内の小中学生がイラストや文で本を紹介する、POPの展示のひとつ。
単純に本自体が面白そうだったのと、「疲れた時に読んでほしいです」と、
中学生らしい真面目な字体で書かれたPOPに妙に惹かれ、つい予約までした。
見知らぬ中学生 様
丁寧な文とイラストのPOP、拝見しました。
お勧めの通り、疲れが癒されるような素敵な本ですね。
本との出会いのきっかけをくださり、感謝しています。
...ただ、この本、句読点の位置や文の表現が絶妙に読みづらいなあ...なんて
おねえさん感じたのだけど、そんなこと、ない?...うん、ないよね。
ごめんなさい、おねえさん、やっぱり疲れてるみたい。
野暮なことは言わぬが花。
わっっ、きた!!!
すごい!本当に生タマネギとタンムジ(たくあん)もついてくるんだっ!
急に幼児退行するお姉さん。
厨房のアボジ自ら運んできてくれた。
その足ですぐさま、おしゃべりに加わる。
唯一いた日本人客もちょうど会計を済ませ、お客も日本人も私のみ。
実家感もあいまって、
韓国留学のホームステイで一人食卓になじめない、かわいそうなイルボンサラン(日本人)に見えなくもない。
ところがどっこい、現実は幸せいっぱいだ!
意外と黒くない、こげ茶の見た目。
チュンジャン(黒いお味噌)も、香りはあまり強くないのね。
タマネギにつけるこの黒いのも、チュンジャンなのかしら?
韓国ドラマやモッパンの真似をしたくて、箸を一本ずつ両手に持ちかき混ぜる、
では、チャルモッケスムニダ~!!(いただきます)
ずるずる....
マシッタ!!(おいしい)
ん~思ったより、優しい薄味。
角切りの豚肉と飴色のタマネギのコクは、決してこってりではなく、まろやか。
そしてこのお味噌、しょっぱくないが、甘みが強すぎるわけでもなく、すべてがちょうどよいお味だ。
映像で見てきたチャジャンミョンは、焼きそばのようにジャンキーな雰囲気が漂っていた。「チャパゲティ」をはじめ、インスタント麺としても親しまれているから、なおさら。
う〜ん、美味しい。
少なくともこのお店のチャジャンミョンなら、風邪の時にも食べられる。
例えるなら、韓国版味噌煮込みうどん(汁なし)のような。
さて、箸休めのタマネギも、チュンジャンらしきソースをつけていただこう。
うん、酸味のある酢味噌のようなお味で、生タマネギの辛味と合う!
続けて、たくあんをポリポリ。
あっ、待てよ、もしかして。
すぐさま麺をすする。
やっぱり!しょっぱいたくあんと優しいお味の麺が、ベストマッチング!
なるほど、なるほど。引き立てあっているのね。
その後も、韓国語飛び交う食堂で初チャジャンミョンを味わって食べた。
チャルモゴッスムニダ!(ごちそうさまでした)
「美味しかったです。」
会計後に勇気を出してそう伝えると、オモニはかすかに笑ったような気がした。
店を出て、改めてコリアンタウンをぐるっと散策する。
あら!行きたいリストに登録済みの「イタリアーノ」、ここにいたのね!
こっちには、近頃旅行先としても、外食ジャンルとしても私の中で"キテる"ベトナム。
ANAN 、覚えたぞ。パインミー食べたい。
「家で作れないものを」という外食のモットーを掲げる私。
そうなるとどうしても、異国料理を優先しちゃうわよね。
ぽっこり膨らんだお腹を抱えて、食休みにBOOKOFFで立ち読み。
小噺で、驚いた出来事が。
ワイドコミックコーナーで、年若くやんちゃそうな男性が「あ、"たかぎ"じゃん」
と、私の愛してやまないコミックエッセイ作家、たかぎなおこさんの本を手に取った。
そこに、「あ~その2冊は持ってるんだよね~」と答える彼女らしき女性現る。
そ、そういうことね。彼女の影響か。びっくりした。
よく考えたら、たかぎなおこさんの本を読む人は「たかぎじゃん」といわないよね。
驚いた気持ちもあったが、今になってじわじわ笑えてくる。
その後、ドン・キホーテに立ち寄り、
ジャンクの方のチャジャンミョン、つまりチャパゲティや他のインスタントタイプを眺めるなどした。
(買おうか迷ったが、700kcal近いそのジャンク加減に恐れをなした。)
そして、お馴染みの業務スーパーでお買い物。
黒みそ、売ってないかしら。
代わりに白みそを買う。
ちなみにこの時買った三鮮水餃子が、夕食となった。500g 387円かな?
つるりともちもち、美味しい!
冷凍して、たまにスープに入れて楽しもう。
1kgの鶏むねも買って、かなり重たくなった荷物を抱え、そろそろお家へ帰る時間。
今日は韓国風中華料理という、東アジアのいいとこどりを頂いた、よき日かな。
いつもと同じルーティンに見えて、少しずつ違う、この休日が楽しくてたまらない。
朝のみなとみらいランで消費したカロリーはすっかり摂取したけど、それがどうした!
좋은 주말 보내세요!
チョウンチュマルポネセヨ!
皆さんも良い休日を!