なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

商店街に恋して

商店街、好きですか。

 

私は、うーんと大好き。

出先で良さそうな商店街を見かけると、用もないのに通るし、旅行先に商店街がないか事前に下調べしちゃう。

果ては、一人暮らしのアパート探しで、商店街が近くにある物件に無条件に惹かれるほど。

 

結局は、住み心地で今のアパートに決めた。

最寄駅の近くにも一応商店街があるけれど、私の好みじゃない。(失礼ね)

 

じゃあ、どんな商店街が好みかって?

正に、昨日訪れた横浜橋通商店街なんかがそうだ。

「いきな下町」のキャッチコピーの通り、活気があって、レトロで、ディープで、なんでもありの商店街。

 

昨日も、関内駅で降りて、伊勢崎モールを通って、歩いて横浜橋通り商店街へと向かった。

徐々に、ラブホテルや怪しいピンクのお店が増えてきて、道行く小学生が中国語や韓国語でおしゃべりし始めたら、近づいてきたしるし。

明らかに堅気じゃないお兄さんたちの事務所の前を通りすぎると、あっという間に到着。

 

今日もたくさんの人で賑わっている。

肉、魚、野菜はもちろん、惣菜、洋服、アクセサリー、薬、なんでも揃う。

そして、負けじと、至る所で目に飛び込んでくる、色鮮やかなキムチ。

 

....キムチ?

 

そう、この商店街の面白さ。

なんでも、横浜橋商店街がある阪東橋は、アジアの台所ともいえるほど、アジア料理の飲食店やアジア食材を扱う店が多いらしい。

 

理由が気になって、調べてみると↓

 

阪東橋駅がある横浜市中区、横浜橋商店街がある横浜市南区横浜市の中でも人口に対する外国籍を持つ人の割合が高く、その中でも中国籍韓国籍の方の構成比が高くなっています。

人口が増えればその分飲食店や食材店への需要も高まり、それがアジアの台所となっている理由と考えられます。

https://www.sumaitoseikatsu.yokohama/archives/12718/amp

 

ふむふむ、なるほどね。

それで、小学生がね。

 

うーん、最高!!

活気のある商店街ってだけで最高なのに、異国気分も味わえるなんて、それって、

もう、最高!!

 

そうして、心の中で小躍りしながら、昨日の私はお買い物を堪能した。

 

まずは、お肉屋さん。

半額のレバーと砂肝をゲット。

買ったこともない、調理したこともない、食べなれない食材に挑戦できるのも、商店街マジックのおかげ。

あら、豚ロースもお安いわ、買おうっと。

 

次は魚屋さん。

新鮮なお刺身や、焼き魚用の1匹が欲しかったけれど、韓国産の刺身用ワカメ2パック(しめて200円)のみで我慢した。

今日、きゅうりと合わせてサラダに変身。

 

わあ、あの暗がり、なんかいい。

韓国語でおしゃべりするおじさま達の脇を通り抜けると、お安くて素敵なお肉屋さんが。

今度はここに来よう、よし。

 

商店街の端から端までキョロキョロと観察して、合間に名前も読めない中国や韓国の食材の数々を眺めていたら、あっという間に夕方。

 

帰り際、韓国のお惣菜を売るお店の前で、

韓国おこわ「薬米」が気になって立ち止まった。くるみ、栗、シナモン...好物ばかり...

店員のお姉さんが「土日ダケウッテル」と親切に教えてくれたので、また今度の楽しみに。

お買い物だけじゃなく、美味しそうな飲食店もたくさんだから、今度はランチもするんだ。

 

とまあ、こんなところで、私の商店街愛は伝わっただろうか。

他にも、弘明寺かんのん通り商店街、衣笠商店街、六角橋商店街、などなど、お気に入りの商店街はたくさん。

 

高知のはりまや橋と帯屋町のも最高だったな。

 

実家のある地元の駅近くにも、商店街があるが、いわゆるシャッター通り化しつつある。

便利な大型スーパーが近くにあるせいかもしれない。私もついそこで買い物を済ませてしまう。

商店街ラバーとして、応援する意味でも、出来るだけ個人商店で買い物をしたいなあ。そう思うこの頃。

 

ちなみに今日の夕飯は、ゲットしたレバーでさっそくレバニラだ。

お酒なんか飲んじゃったりして。へへ。

 

商店街にかんぱーい。