なつにつ記

過去と今を自由に飛びまわる私記/エッセイ。 レトロでファニーでちょっぴり不器用なくらし。 食いしん坊。 短編小説だと思って、お暇な時にぜひに。

シン・朝起会

まだ眠いのに、6時前に目が覚めちゃった。

でも、二度寝なんてしない。

 

なぜって?

イカラな朝ごはんが待ってるからさ。

海外のモーニングのようで、きゅんとする食卓。

(ちなみに色味が悪いスープは、ちと塩味が強すぎた失敗作なのさ。)

 

業務スーパーの冷凍ベーグル、6個入で約400円。

ずっと前から気になっていたので、先日、残り一袋の彼らを発見し、即かごに入れた。

グリルで焼くのに丁度よいサイズで、シンプルかつ飽きないお味。

ベーグル専門店のと比べると、むぎゅっと < ふわっと だけども、70円以下で味わえるには贅沢すぎる。小ぶりに見えて、1個で充分だし。

 

“もちもち”、噛み応えをこよなく愛する私は、もちろんベーグルが大好き。

他のパンよりヘルシーという嬉しいおまけつき。

自分で作ったこともある。

 

いつか、韓国の「London Bagel Museum」に、並んででも行ってみたい。

 

話がそれたが、とにかく大満足の素敵なモーニングだった。

焼きたてのベーグルにチーズとジャム。

デンマーククリームチーズ(これも業務スーパー)、塩分控えめで滑らかな舌触り。

頂き物の手作りジャムも一緒に乗せると、とんでもなく幸せ。

何カ月もお世話になったジャムが、ついに底をついてしまった。

母の職場の方、ご馳走さまです...

最後まで何のジャムか、思い出せないままでごめんなさい。(おそらくゆず?)

 

残り5個、いろんなアレンジで食べるのが今から楽しみ!

ハムやアボカド、サーモンなんか挟んじゃったりして。うひひ。

 

朝食を終えても、出勤までまだ余裕があるので、

やろう、やろう、と思いつつ、ホックが取れかけたままのズボンに着手。

うーん、偉いじゃない。朝から裁縫箱取り出して、ちくちく縫う私。

どうせなら、と、ウエストがぶかぶかだったのでホックをつける位置を変えてみた。

 

 

あっ、表は見ないで

 

ううん、違うよ。まつり縫い、できないんじゃないよ。面倒なだけ。

どうせ服で隠れるから、いいでしょう...。

 

 

花嫁修行は、まだまだ足りないらしい。

 

話をすり替えるために、裁縫箱の中に入っていた私の思い出の作品をごらんあれ。

姉妹で大好きな「コララインとボタンの魔女」より、主人公コララインのブローチ。

その昔、うまくできたら姉にプレゼントするつもりだったが、

 

うまくできなかったのでやめておいた。

(映画同様、少し不気味さが行き過ぎたようだ。)

 

 

さあ、どうせなら余裕を持って早めに出よう。

エストがちょうどよくなったズボンをはいて、玄関へ向かう。

 

早起きって、やっぱり三文の徳だな。

ちなみに私は、早起き大得意。目覚めの良さなら胸を張ってえばれる。

「朝活」という言葉が流行っているように、充実した朝を過ごすと心身に良い。

始まりよければすべてよし。

夜はネガティブになりがちだから、朝のうちにやりたいこと、やるべきことをやっちゃえば、ハッピーかもね!

 

寝足りないのに4~5時に勝手に目が覚めるのは、やめてほしいけど。

 

 

 

幼少期の一時期、「朝起会」なる不思議なコミュニティに所属していた。

どうやら様々なご意見があるらしいので、この場で詳細は語らないけれど。

 

食いしん坊の私は、活動を頑張ったらもらえる、朝ごはんだけを楽しみにしていた。

いたって普通の、市販の袋詰めされた大量のパンを、他の子どもたちと順に選ぶ。

私の狙いはきまって、山崎製パンの「まるごとソーセージ」。

メインのソーセージの乾いた肉肉しさは苦手だったが、からしの効いたマヨソースが幼い私に大ヒット。昔からマヨラーだったのか....

第一パンのひとくちつつみのマヨも好き。でもやっぱりソーセージは嫌い。)

 

朝起会の謎はともかく、早起きなら私に任しといてほしい。

コツは、食いしん坊と、おいしい朝ご飯を用意すること、だよ。

 

 

 

 

追記:父へ。

 

「帰ってきたら?」

 

短くてもたくさんの愛にあふれたメッセージをありがとう。

そりゃあそちらには負けるけど、この1Kのアパートも、

結構居心地よくなってきたから、心配しないでね。

 

どうせまた、すぐ帰るから

むしろ呆れちゃイヤだよ。

 

そうだ、ちょうど昨日ね、

サザンオールスターズ、10年ぶりの茅ヶ崎ライブに、

(一緒に行ってみたかったなあ)って考えてた時だったんだ。

ほんと、二人だけのテレパシーあるよね、昔から。

 

小学生の時、プロフ帳渡したの覚えてる?

きっと書いてくれないだろうなあ、と思ったら

きれいな字で返ってきた。

 

「好きな歌手」の欄、やっぱりサザンだったね。

そして、やっぱり私もファンになったよ。

 

中学の時、部活をズル早退して、一緒にももクロのライブ行ったように、

また、父娘でライブデートに行こうよ。

 

 

茶色のノートで交換日記もしたね。

今でも宝物だよ。

 

この「なつにつ記」は、

一方通行かもしれないけれど、

これからも読んでくれると嬉しいな。

 

じゃあ、また。